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落とし物クラウドfind、7億円の資金調達で「落とし物が必ず見つかる世界」へ加速

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DX Stock編集部DX Stock編集部
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落とし物管理プラットフォーム「落とし物クラウドfind」を提供する株式会社findは、株式会社Dual Bridge Capitalをリード投資家とする4社からの株式調達(第三者割当増資及び株式譲渡)と銀行3行からの融資により、シリーズAラウンドで総額約7億円の資金調達を実施したと発表しました。この資金は、同社の横断検索機能の開発や人材採用の強化に充てられ「落とし物が必ず見つかる世界」の実現に向けた取り組みを加速させることになります。

24社・2,000ヶ所以上で導入されている落とし物クラウドfind

findが提供する「落とし物クラウドfind」は、交通機関や商業施設の落とし物情報を一元管理し、落とし主への返却をスムーズにするサービスです。落とし物の登録や返却、落とし主とのやりとりから警察署との連携までシステム上で効率的に管理できます。

電車やバスなどで落とし物をした場合、findを導入している交通機関や施設であれば、LINEで簡単に問い合わせができる点も大きな特徴です。HPやポスターから友達登録をすれば、LINEのチャット内で専用オペレーターがリアルタイムで対応してくれます。

既に鉄道会社や商業施設、テーマパークなどを中心に、24社・約2,000ヶ所の施設で導入されており、累計約90万件の落とし物が登録され、そのうち約24万件が落とし主の手元に戻っています。

導入施設側にとってのメリットは、遺失物管理業務の効率化や返却率の向上、そして顧客満足度の向上です。これまで煩雑だった遺失物管理業務をデジタル化することで、施設スタッフの負担を軽減し、よりスムーズな落とし物対応を実現します。

今回の7億円の資金調達により、findはサービスの更なる拡充を図る予定です。2025年10月を目標に、場所や施設にとらわれず、どこに落としたかわからない落とし物でもワンストップで問い合わせができるサービスの開発を進めていく計画です。これにより、これまで以上に迅速に落とし物を見つけられることが期待されます。

200以上の言語に対応する新サービス 「ユニバーサル find chat」

また新たな取り組みとして、落とし物チャットサービス「ユニバーサル find chat(仮)」の構想を発表しました。従来の日本語のみの対応から大幅に進化し、200以上の言語に対応する予定です。また、LINEアプリがなくてもメールアドレスなどで認証すればブラウザ上で簡単にチャットを開始できる点も大きな特徴です。

2025年初旬から、空港や駅、観光地など訪日外国人客が多い場所で実証実験が予定されています。この構想が実現すれば、言語の壁を超え、多くの訪日外国人が迅速かつスムーズに落とし物対応を受けられるようになるでしょう。

findは「落とし物が必ず見つかる世界へ」というビジョンのもと、更なる成長と貢献を目指し、2026年4月までに約80社・10,000ヶ所への導入拡大を目標としています。findの取り組みは、単なる落とし物管理の効率化にとどまらず、社会全体の安心・安全向上に貢献し、落とし物が必ず見つかる世界の実現に繋がるものと期待されます。

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