サブスクリプション(サブスク)とは?メリットやデメリット【DX用語辞典】
DX用語辞典最近よく耳にする「サブスク」って、何だろう?と思ったことはありませんか?正式名称は「サブスクリプション」、日本語では定期購読と訳されます。
特徴としては、商品を「所有する」のではなく、一定期間「利用する権利」に対して定期的にお金を払う仕組みである点があげられます。従来のように商品そのものを購入するのではなく、サービスやコンテンツを利用する権利を買う、という点が特徴です。「所有から利用へ」という消費スタイルの変化を表すキーワードとも言えます。
実際、どんなサービスがある?
サブスクリプションサービスには、実際どんなサービスがあるのかを確認してみましょう。
- 動画配信:Netflix、Amazon Prime Video、Huluなど。映画、ドラマ、アニメなど幅広いジャンルの動画が見放題。
- 音楽配信:Spotify、Apple Music、Amazon Music Unlimitedなど。数千万曲が聴き放題。
- 電子書籍:Kindle Unlimited、楽天マガジンなど。雑誌やマンガ、小説など様々なジャンルの本が読み放題。
- 食品・お花:オイシックス、HitoHanaなど。新鮮な野菜やミールキット、お花などを定期配送。
- ファッション:airCloset、AnotherADdressなど。洋服をレンタルして、色々なファッションを楽しめる。
- スキルアップ:スタディサプリ ENGLISH、スピークバディなど。語学学習やプログラミング学習など、様々なスキルをオンラインで学べる。
サブスクリプションのメリット
サブスクリプションには、私たちの生活を豊かにする様々なメリットがあります。
コスト削減:商品を買い取るよりも初期費用を抑えられ、必要な期間だけ利用できるので、無駄な出費が減ります。月額料金も定額なので、支出を予測しやすいというメリットもあります。
手軽さ:インターネット上で手続きが完結するサービスが多く、いつでもどこでも簡単に利用開始・停止できます。気軽に試せるのも魅力です。
最新機能・コンテンツの利用:常に最新のバージョンやコンテンツが利用可能です。常に新しいものを取り入れたい、常に最高の状態で利用したいという方に最適です。
多様な選択肢:様々なサービスが提供されているので、自分の好みに合ったものを選べます。多くの選択肢の中から、自分にぴったりのサービスを見つけられる可能性が高まります。
サブスクリプションのデメリット
便利なサブスクリプションですが、利用する際にはいくつか注意すべき点もあります。
解約忘れ:使わなくなっても自動的に課金が続くため、解約を忘れてしまうと無駄な費用が発生します。こまめに利用状況を確認し、不要なサービスは解約するようにしましょう。
費用感の麻痺:複数のサービスを同時に利用すると、月々の合計金額が意外と高額になってしまうことも。利用状況を把握し、予算内で収まるように管理することが大切です。
所有感の欠如:利用権にお金を払うため、商品を所有しているわけではないという点に注意が必要です。モノを所有することに喜びを感じる方には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
サービス終了リスク:サービス提供側が事業を終了すると、利用できなくなる可能性があります。お気に入りのサービスが突然終了してしまうリスクも考慮に入れておきましょう。
サブスクリプションの種類
サブスクリプションサービスは多岐に渡り、大きく分けて以下の3つの種類があります。
物品系:食品、日用品、衣類、コスメなど、定期的に消費する商品を定額で届けてくれるサービス。
デジタルコンテンツ系:音楽、動画、電子書籍、ゲームなど、デジタルコンテンツを定額で利用できるサービス。
サービス系:ソフトウェア、スキル学習、オンラインフィットネスなど、様々なサービスを定額で利用できるサービス。
サブスクリプションは、私たちの生活をより便利で豊かにしてくれるサービスです。しかし、メリットだけでなくデメリットも存在するため、それぞれのサービスの特徴を理解し、賢く利用することが重要です。サービス内容、料金、解約方法などをしっかりと確認し、自分に合ったサービスを選びましょう。