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商談解析のアンプトーク、10億円の調達で新プロダクトを開発

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DX Stock編集部DX Stock編集部
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商談解析ツールを提供するamptalk株式会社(以下、アンプトーク)は、グローバル・ブレインとAngel Bridgeをリード投資家とし、既存投資家と新規投資家を引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドにおいて総額10億円の資金調達を実施したと発表しました。これまでの同社の累計調達額は約14億円を超える規模となりました。
今回の資金は、商談解析ツールにとどまらず、幅広いセールステックツールを展開するマルチプロダクト戦略に活用される予定です。

主力製品は商談解析ツール「amptalk analysis」

アンプトークは、営業組織に向けたサービスとして、商談解析ツール「amptalk analysis(アンプトーク アナリシス)」を提供しています。「amptalk analysis」は、IP電話やテレビ会議システムなどのコミュニケーションツールと連携し、オンライン商談を自動化・可視化するサービスです。書き起こしや要約・解析、Salesforceへの自動入力機能などが備わっており、日々の商談データを資産化できます。上場SaaS企業の時価総額ランキング上位5社のうち4社に導入され、BtoB企業の営業組織から広く支持されています。

「amptalk coach」のベータ版を提供開始

アンプトークは今回の資金調達を機に、マルチプロダクト戦略の一環としてAIトレーニングツール「amptalk coach(アンプトークコーチ)」のベータ版をリリースしました。
「amptalk coach」は、営業担当者のスキルアップを支援するAIトレーニングツールです。営業担当者は、営業資料や顧客事例などを学習したAIと、想定顧客のペルソナに合わせた商談ロールプレイングを行うことで、実践的なトーク力や提案力を効果的に習得できます。

アンプトークは「人と人が向き合う時間を最大化する」というミッションを掲げ、商談データの活用という切り口から営業組織の課題解決に取り組んできました。AIトレーニングツール「amptalk coach」のリリースは、その取り組みをさらに加速させるでしょう。国内におけるセールスイネーブルメントカンパニーとして、アンプトークが今後どのような変革を営業業界にもたらすのか、その動向に期待が寄せられます。

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