IP電話の転送機能とは?転送できるおすすめのIP電話サービス6選
重要な顧客からの連絡を出先で受け取れず、困った経験はありませんか?また、テレワーク中の電話対応に課題を感じている方も多いのではないでしょうか。IP電話の転送機能を活用すれば、場所を問わず顧客対応が可能です。
本記事では、IP電話の転送機能を利用する方法やメリット、転送機能を備えたおすすめのIP電話サービスを紹介します。
- IP電話とは?
- IP電話は転送できる?
- スケジュール転送
- 条件付き転送
- スマート転送
- IVR(自動音声応答)連携による転送
- IP電話の転送機能で得られる具体的なメリットは?
- 場所を問わず顧客対応が可能
- 迅速な対応で顧客満足度が向上
- 業務効率の向上
- BCP対策(事業継続計画)に有効
- IP電話への着信を転送する方法2つ
- 携帯キャリアの転送サービスを利用する
- 転送機能のあるIP電話サービスを利用する
- 転送機能があるIP電話サービス6選
- IP電話の転送機能を活用して、より便利に効率的に!
- ビジネスフォンの導入を検討中なら「IVRy」がおすすめ
IP電話とは?
IP電話とは、インターネットプロトコル(IP)を利用して音声データを送受信する電話サービスです。従来の電話回線を使用せず、インターネット回線を通じて通話できるため、場所に依存しない柔軟性があります。
また、固定電話に比べて通話料が安く、さまざまな付加機能を利用できるのもIP電話の魅力です。IP電話はビジネスシーンや個人利用において、コスト削減や利便性向上を実現する手段として注目されています。
IP電話は転送できる?
IP電話は、転送機能が搭載されたサービスを選ぶことで、着信を他の電話番号(固定電話、携帯電話、別のIP電話など)に転送できます。ただし、すべてのIP電話サービスが転送機能を標準装備しているわけではなく、オプション契約が必要な場合もあります。
IP電話の転送機能は、単なる電話の転送にとどまらず、以下のような高度な機能も備えています。これらの機能を活用することで、業務効率を大幅に向上させ、顧客満足度の向上にもつながります。
スケジュール転送
曜日や時間帯に応じて転送先を自動的に切り替えることができ、営業時間外の着信を自動的に別の担当者や自動応答システムに転送できます。
設定例:平日の午前9時から午後5時までは担当者Aに転送、それ以外は自動応答システムに転送
条件付き転送
応答がない場合や通話中の場合にのみ転送を実行します。
設定例:電話に出られない場合は、担当者Bに転送
スマート転送
複数の転送先を順番に呼び出し、最適な対応先につなぐことで、適切な担当者にスムーズに接続できます。
IVR(自動音声応答)連携による転送
顧客からの問い合わせ内容に応じて適切な担当者に振り分けることで、問い合わせ対応の効率化を実現します。
例: 製品の注文に関する問い合わせは、自動音声で対応担当者に転送
IP電話の転送機能で得られる具体的なメリットは?
場所を問わず顧客対応が可能
IP電話の転送機能で得られる具体的なメリットは、場所を選ばずに顧客対応ができる点です。出張先や自宅にいながら、顧客からの電話をスムーズに受けられるため、迅速な対応が実現し、顧客満足度向上につながります。重要な連絡を逃す心配がなくなり、取引機会の損失を減らすことも期待できます。
迅速な対応で顧客満足度が向上
電話対応のスピードは顧客満足度に直結します。IP電話の転送機能を活用することで、不在時や営業時間外の電話も適切な担当者に転送されるため、顧客を待たせることなく迅速な対応が可能になります。
業務効率の向上
条件付き転送やスケジュール転送機能を使えば、担当者の不在時や営業時間外に適切な担当者へ電話を自動転送し、顧客への迅速な対応が可能になります。業務負担の偏りを防ぎ、効率的なオペレーションを維持できます。
BCP対策(事業継続計画)に有効
災害や緊急時にオフィスが使えない場合でも、転送機能を活用すれば、他の拠点やリモート環境での顧客対応が可能です。事業を途絶えさせることなく運営を続けられるメリットがあります。
IP電話への着信を転送する方法2つ
IP電話の着信を転送する方法は、大きく分けて「携帯キャリアの転送サービス利用」と「IP電話サービスの転送機能利用」の2つです。
携帯キャリアの転送サービスを利用する
携帯キャリア(例:au、ドコモ、ソフトバンク)や一部のIP電話事業者が提供する転送サービスを活用する方法です。この方法では、IP電話回線とは別に、キャリアが提供する転送機能を利用します。
代表的なサービス例
- NTTドコモの「ボイスワープ」
- 楽天コミュニケーションズのIP電話サービス
- NECの「Canario」
これらのサービスでは、転送機能が基本プランに含まれている場合もありますが、多くの場合はオプション契約が必要です。また、転送先の登録件数や転送ルール設定など、サービスごとに細かな違いがあるため、事前の確認が重要です。
転送機能のあるIP電話サービスを利用する
転送機能がIP電話サービス自体に組み込まれている方法です。多くのIP電話サービスでは、転送機能が標準搭載されており、追加費用なしで利用できるケースが一般的です。
- スケジュール転送、条件付き転送など柔軟な機能を搭載している場合が多い。
- 転送先として、固定電話、携帯電話、別のIP電話番号、自動音声応答(IVR)などを設定可能。
- 転送ルールを自由に設定することで、業務に応じた効率的な対応が可能。
ただし、サービスごとに転送可能な電話番号の種類や登録件数などが異なるため、事前に機能やプラン内容を比較・確認することが重要で
転送機能があるIP電話サービス6選
転送機能がある主要なIP電話サービスを、6つご紹介します。
サービス名 | 転送機能の有無 | 料金 | その他の機能 |
あり | 月額料金2,980円(税別)~ | ・多言語対応 | |
あり | 初期費用33,000円(税込) | ・留守番電話 | |
あり | 初期費用29,800円(税抜)〜 | ・電話録音 | |
あり | 基本料金5,000円(税抜) | ・1つの番号を複数人で使用可能 | |
あり | 基本工事費8,250円(税込)~ | ・キャッチホン | |
あり | 初期登録料500円 | ・モバイルチョイス”050” |
IP電話の転送機能を活用して、より便利に効率的に!
IP電話では、従来の固定電話やビジネスフォンのように転送機能を使えるだけでなく、サービスによっては複数同時転送や多言語対応、AIガイダンスといった高度な機能を利用可能です。また、IP電話の転送機能を利用すれば、コストを抑えて効率的にコールセンターを設置できます。
キャリア系の電話転送サービスを利用する場合、オプション契約が必要なケースが大半ですが、IP電話サービスでは転送機能が標準で備わっている商品が多いため、コスト削減にもつながるでしょう。
機能や料金など各種サービスの条件をよく比較し、自社に合うサービスを選びましょう。
ビジネスフォンの導入を検討中なら「IVRy」がおすすめ
「IVRy(アイブリー)」は、IVRを活用したクラウド型の電話自動応答サービスです。電話の着信時に自動音声ガイダンスが応答し、用件に応じて音声案内や転送を自動的に行います。日本語、英語、中国語、韓国語に対応しているため、海外拠点での利用にもおすすめです。
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