SMS送信サービスとは?使い方、料金など
SMS送信サービスとは、携帯電話の番号を宛先として送信ができるSMS(ショートメッセージサービス)を利用したもの。本人確認のための暗証番号を送信したり、毎月の携帯電話の通話料金を知らせたり、新しいサービスのプロモーションをしたり、様々な用途で使われています。メールアドレスやLINE友だち登録などの必要がなく、電話番号さえ知っていれば誰にでも送信ができます。
SMS送信サービスのメリット
①SMS認証ができる
SMS認証とは、SMS(ショートメッセージサービス)を利用した本人確認方法のことです。SMSを利用できる携帯電話・番号を契約するときに本人確認書類を提示しなければならないので、SMSを開封できるのは契約者本人だけということになります。 SMS送信サービスを用いると、アカウントを登録する時や、アカウントのパスワードを忘れた時など、電話番号だけで確実に本人確認ができ、なりすましや乗っ取り、離反を防ぐことができます。ユーザーにとっては電話番号だけで様々な手続きが完結するという、利便性が高いサービスです。
②確実に通知・連絡できる
ナンバーポータビリティ制度が浸透した現在、メールアドレスがわからないユーザーや、引っ越し先の住所がわからないユーザーなど、連絡が取りにくい相手でも、SMSによってアカウントを復活させたり、高確率で連絡を取ることができます。 また、コールセンターが混雑している時期・時間帯、反対に営業時間外であっても、自動応答システムで、かかってきた電話番号宛にSMSを返送する対応が可能です。ユーザー側には「いつでも対応してくれる」という安心感・満足度が生まれます。
③重要な連絡ができる
訪問修理や配送などのサービスにおいては、利用者が指定した時間帯に在宅していることが必須です。しかし「渋滞・事故で遅れそう」「ほんの数分だけ外出しなければならない」など予期せぬ事態が起こったとき、SMS送信サービスであれば確実に状況を伝えることができます。
④マーケティングに活用できる
SMS送信サービスでサービス利用後の満足度アンケートを実施する例が増えています。満足度アンケートは以前から行われてきましたが、回答率がなかなか上がらないという問題点がありました。SMS送信サービスでアンケートを送信すると、利用者側の手間が少なく、サービス直後で記憶が残っているので、より具体的で詳細な回答を引き出すことができるのです。こうして得た回答をマーケティングに活用することができます。 またキャンペーン告知など、同じ内容のメッセージを一度に大量に送ることができるのもSMS送信サービスの利点です。
⑤市場規模が大きい
SMS送信サービスの市場規模は年々拡大しており、その傾向が続く見込みです。一般的に普及しつつあるサービスなので、利用者側も使い勝手に慣れたり、使いやすいと感じ、利用者も増えていく傾向が高いと言えるでしょう。
SMS送信サービスのデメリット
①文字数に制限がある
2019年にSMSの送信文字数上限が拡張され、最大で全角670字(半角1530字)までのメッセージが一度に送れるようになりました。原稿用紙1枚半程度となると、それなりの文章を送ることができるようになっています。 しかし未だに「SMSは70字までしか送れない」と思っている人も多く、SMSに抵抗がある利用者もいます。
②誰から送られてきたのか分かりにくい
SMSは電話番号でやり取りできるサービスですので、相手からの電話番号が表示されます。電話帳に登録している友人であれば、自動的に名前が表示されますが、自分の電話帳に登録していない相手からSMSが来ると、誰から送られてきたのか分かりにくい場合があります。 そのため、毎回「株式会社○○です。」と冒頭で名乗るなどの対応が必要です。
③一対一のやり取りしかできない
LINEやSkypeなどはグループを作って数人での情報共有が可能ですが、SMSは一対一のやり取りしかできません。そのため使い方が限定されることになります。
④悪用されることもある
SMSは電話番号だけで送信ができる使い勝手のよいサービスです。しかしそれを悪用して個人情報を聞き出そうとしたりするスパムメールなどの迷惑SMSも報告されています。
SMS送信サービスの使い方
SMS送信サービスの利用方法
SMS送信サービスを利用するには、サービス提供会社と契約し、送信先の電話番号データや、送りたいメッセージ・画像などをアップロードする形が一般的です。メッセージは最大600~700文字程度までが送信可能です。サービス提供会社によって様々ですが、携帯電話番号の利用履歴をチェックして、解約された電話番号にはSMSを送信しないようにしたり、契約者の名前を「〇〇様」と表示したり、メッセージ開封率・URLクリック率を確認できるサービスもあります。
実際にSMSサービスを利用しているものには、本人確認のほか、支払額や督促の連絡、訪問修理の日程調整や、災害時や緊急時の運休情報、派遣社員・日雇い社員への連絡、引っ越し時の連絡手段、アンケート調査、キャンペーン販促などがあります。メールや郵送ダイレクトメールよりも開封度が高いと言われ、現在も利用が拡大しています。
法人向けSMS送信サービスの料金
ほとんどの法人向けSMS送信サービスは、1通8~12円程度です。月額基本料金や初期登録費用は無料のところも多く、送信したうちの成功数のみで計算するところも多いです。
料金の差は、国内キャリア回線を利用しているかどうかで異なり、国際SMS回線を利用するサービス(非直収)の方が低コストです。その反面、迷惑メールやスパムとして扱われる可能性も高く、到達率が低いことがあります。
国内キャリア回線を利用するサービス(国内直収)の場合、迷惑メールとして処理されることは少なく、費用対効果が高いと言えます。
また、SMSは字数が増えるほど送信料金が高くなるので、できるだけ少ない文字数に抑えるのがポイントです。月間送信数〇通までで月額いくら、という料金形態と、送信数によって料金が上下動する料金形態があります。
IVR(電話自動応答)でもSMS送信が活用されている
電話自動応答サービス「IVRy(アイブリー)」は、お店の住所や行き方、予約専用サイトの案内などのよくある問い合わせ電話には、自動的にSMSで回答を送信できます。
IVRyが電話を受けると音声ガイダンスが流れ「〇〇に関するお問い合わせは1番をプッシュしてください…」と案内します。情報送信の必要がない問い合わせにはAIが自動音声で回答したり、直接通話が必要な場合には担当者に転送することもできます。
かかってきた電話番号にSMSを自動送信するという使い方では、予約専用サイトのURLを記載することで、直接フォームから予約をしてもらうことができます。商品・サービス提供後のアンケートURLを送信したり、お店への行き方を分かりやすく解説したWEBページへ誘導するなど、SMSならではの使い方が可能です。電話をビジネスに有効活用するIVRy、ぜひお試しください!
IVRyのSMS自動送信機能について、詳しくはこちらの記事で紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください! 道案内やイベント案内が超円滑に!IVRyのSMS自動送信機能とは!?
SMS送信サービスを選ぶときのポイント
SMS送信サービスを利用する時は、料金や到達率をチェックしましょう。1通あたりの送信料が安い業者は海外キャリア網を利用している場合も多く、到達率が下がってしまう可能性があります。 業者によっては、SMSの開封率がわかったり、顧客管理機能を同時に提供しているところもあります。ただし、その分利用料が高かったり、月額利用料を設けているなどの可能性もあります。 中には長文に対応していない業者もあります。どんなSMSを送信したいのかよく考えて選びましょう。
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簡単にSMS送信対応の設定ができる
IVRyは、分かりやすくて使いやすいUI(操作画面)が大変好評です。そのため、誰でもすぐにSMS送信対応の設定ができるでしょう。万が一難しいことがあったときも、IVRyのサポートチームが全力でお手伝いします!
SMS送信以外にも業務効率化する機能が豊富
IVRyにはSMS送信機能だけでなく、電話の自動応答や顧客管理機能、通話録音機能など、業務を効率化する機能が豊富に詰まっています。IVRyを導入することで電話対応の回数が激減し、普段の業務を効率よく進めることができるでしょう。
最短5分、月額3,000円〜と手軽に導入できる
IVRyは、こうした便利な機能が月額3,300円からご利用できます。一斉送信にはSMS送信サービスを利用し、自動応答にはIVRyを利用するといった使い方をすれば、普段の電話対応業務にかかっていた時間が大幅にカットできます。
電話業務を劇的に効率アップしながら、その分の人件費を別の労力に回すことがででき、コストダウンにもなるのです。ぜひ合わせてご検討ください!