クラウドPBXは海外拠点・出張でも使える!メリットや選び方・注意点を解説

この記事では、海外拠点におけるクラウドPBXの利用可否やメリット、利用する際の注意点がわかります。
クラウドPBXは海外でも利用できる

クラウドPBXは、従来の電話回線ではなく、インターネット回線を介して通話や通信するサービスです。そのため、ネット環境が整備されていれば、基本的にはどの国でも利用できます。
また、クラウドPBXはその柔軟性から、拠点の移転や増設に対してもスムーズに対応できることが大きな特長です。海外拠点を設置する際のインフラ整備の手間を大幅に軽減でき、短期間での展開が可能になります。
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クラウドPBXを海外拠点で活用すると、以下のようなメリットが得られます。
メリット | 内容 |
|---|---|
会社の代表番号での発着信 | 海外拠点・出張先からでも日本の代表番号で発着信が可能。顧客や取引先に国内と同様の対応ができ、ビジネスチャンスを逃さない |
スピーディな構築と高い拡張性 | 物理的なPBX設備が不要で、海外拠点間・海外⇔国内間の内線を短期間で構築可能。拠点の増設・移転にも柔軟に対応でき、サテライトオフィスやモバイルワークにも活用できる |
多言語での自動応答 | IVR連携により、顧客が言語を選択して案内を受けられる。グローバル商圏を持つ企業に有効 |
CRM連携による顧客対応の強化 | 着信時に顧客名・履歴を自動表示し、より高品質な顧客対応を実現 |
通話・設備コストの大幅削減 | インターネット回線を利用するため国際電話より通話料を抑えられる。現地での回線敷設工事や設備管理も不要で、手間とコストを大きく削減 |
このように、クラウドPBXはコスト・導入スピード・拡張性のすべてにおいて、海外拠点の電話環境を効率化できます。
以下は、主要国における国際電話料金とクラウドPBXでの通話料金の比較です。
主要国における費用比較 ※主要な国との3分間あたりの料金比較
国際電話 | クラウドPBX | |
|---|---|---|
アメリカ | 160円 | 27円 |
中国 | 420円 | 90円 |
イギリス | 420円 | 60円 |
オーストラリア | 450円 | 60円 |
フランス | 450円 | 60円 |
ドイツ | 450円 | 60円 |
※参考
・国際電話料金:NTTコミュニケーションズ「国際電話料金&国番号表」
・クラウドPBXの料金:FLET’S 光「ひかり電話国際通話料」
クラウドPBXを活用すれば、国際電話と比べて通話コストを最大約85%削減できます。
クラウドPBXを選ぶ際のポイント(海外拠点編)
ここでは、クラウドPBX製品を選ぶ際にどのような点を考慮すべきか、海外拠点での利用を前提として特に重要な選定ポイントを解説します。
提供エリアを確認する
利用したい国・地域に対応しているクラウドPBXサービスを選びましょう。また、提供エリアの拡大が行われているかどうかも同時に確認するのがおすすめです。提供エリアの拡大が行われていれば、今後海外拠点が増える際に同じサービスを活用できる可能性が高まります。
多言語対応の可否
留守電や営業時間外の自動応答を実現するために、多言語対応が可能であることも重要な選定ポイントです。拡張機能として提供されているのか、他社IVRと連携して実現するのかといった観点でチェックしましょう。
料金
クラウドPBXサービスによっては、利用する国ごとに通話料金が大きく異なります。料金体系や基本料金、国別・エリア別の通話料金も必ず確認しましょう。
動作確認・トライアルの可否
本格導入の前に、現地での通話品質を実際に確認できるかどうかも重要な選定ポイントです。無料トライアルや検証環境を提供しているサービスを選ぶことで、導入後の品質トラブルを未然に防げます。特に、通信インフラが不安定な地域や、VoIP規制の影響を受けやすい国では、事前の動作確認が不可欠です。
サポート体制の確認
海外からの問い合わせに対応できるサポート体制が整っているかも確認しましょう。
時差を考慮した対応時間(24時間対応や特定の時間帯での対応可否)と、日本語・英語など対応可能な言語を事前にチェックすることが重要です。現地で障害が発生した際に迅速に連絡が取れるかどうかが、安定した運用には欠かせません。
お得に利用できるクラウドPBXサービス11選

クラウドPBXを提供する主要11サービスについて、機能や特徴、料金体系の違いがわかる一覧表をご用意しました。自社に最適なサービスを比較・検討する際にご利用ください。
海外でクラウドPBX利用する際の注意点
海外拠点でクラウドPBXを利用する際には、注意点もあります。
法規制により利用が制限されていないか
国によっては、インターネットの利用やVoIP技術(クラウドPBXの基盤技術)自体が法律で制限されている場合があります。
例えば、中国やUAEなどの一部の国では、政府から認可を受けた通信サービスの利用のみが許可されています。そのため、未認可のサービスは利用できなかったり、接続そのものが遮断されたりする恐れがあります。
国・地域 |
注意点 |
利用時のアドバイス |
|---|---|---|
中国 |
電信業務は許可制で管理されており、IP電話や国際通信に関する規制があります。海外クラウドPBXやSIP通信は、接続可否や通話品質に影響を受ける可能性があります。 |
現地で利用できる通信サービスか、クラウドPBX提供会社や現地の通信規制に詳しい専門家へ事前に確認しましょう。 |
UAE(アラブ首長国連邦) |
VoIPサービスは規制対象であり、現地で認可された通信事業者、またはそれらと連携したサービスの利用が前提となります。 |
利用予定のクラウドPBXがUAEで利用可能か、現地キャリアとの連携状況も含めて確認しましょう。 |
イラン |
インターネット規制や通信遮断が行われる可能性があり、海外クラウドPBXの接続や通話品質が不安定になる場合があります。 |
安定した業務利用を前提とする場合は、代替の通信手段も含めて検討しましょう。 |
北朝鮮 |
グローバルインターネットへの接続自体が極めて制限されており、一般的な海外クラウドPBXの利用先としては想定しにくい国です。 |
通信手段の確保については、外交・法務・現地事情に詳しい専門家への確認が必要です。 |
現地の法令を事前に確認し、利用予定のクラウドPBXサービスが法的に問題ないかを見極めることが不可欠です。
現地の通信環境は安定しているか
特に新興国では、都市部と地方部、地域ごとに通信インフラの整備状況が大きく異なり、インターネットが不安定なエリアも存在します。
導入前には現地のネットワーク環境を調査し、安定した通信が確保できるかを確認しましょう。目安は以下の通りです。
安定した通話に必要な帯域幅の目安
- 同時通話1本:約100kbps
- 同時通話5本:約500kbps(0.5Mbps)
- 同時通話10本:約1Mbps
デモやトライアルなどを利用して、実際の通話品質をテストすることをおすすめします。
安全に使うためのセキュリティ対策は万全か
インターネットを利用するクラウドPBXでは、通信データを傍受されるリスクがあります。そのため、企業専門の安全なインターネット環境を用意する必要があり、専門知識が欠かせません。
先進国では、多くの通信会社が、法人向けの安全なインターネット環境の構築支援サービスを提供しています。しかし、国によってはサービスが少なく、安全なインターネット環境の構築に苦労する可能性があるでしょう。
信頼できるベンダーを選び、通信の暗号化やアクセス制限といった基本的な対策が講じられているかを確認することが重要です。また、海外拠点で使用するデバイスのセキュリティ管理や、社員へのセキュリティ教育も徹底し、多角的な対策で安全な利用環境を構築する必要があります。
少人数チームなら、クラウドPBXなしでも海外との電話対応を効率化できます
海外拠点を持つ企業にとって、時差のある環境での電話対応や、日本語以外での問い合わせ対応は大きな課題です。クラウドPBXで通話環境を整えても、営業時間外の対応や多言語対応は別途人員が必要になります。
そんな課題を解決するのがAI電話の「アイブリー」です。英語・中国語・韓国語をサポートしており、海外からの問い合わせに対する一次受付を自動で行います。
時差によって営業時間外となった着信でも、用件をヒアリングして自動でテキスト化。記録はチーム全体ですぐに共有可能です。
代表番号の発着信をスマホやPCで受けられるため、海外拠点のスタッフも日本の番号でそのまま対応できます。海外との通話環境を整えながら、電話業務全体の効率化もあわせて進められます。
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「問い合わせや営業電話に手を取られて業務に集中できない」「電話番のために人を配置するコストを減らしたい」という課題には、クラウドPBXよりも「アイブリー」がおすすめです。
クラウドPBXは電話環境の構築がメインなのに対して、アイブリーは電話対応の自動化に特化したAI電話サービスです。
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アイブリーでは、AIが顧客の用件を音声で聞き取り、よくある質問にはその場で自動回答。対応が必要な電話だけをスタッフに取り次ぎます。
通話内容は自動で文字起こし・要約され、Slack・メールなどに通知されるため、確認漏れも発生しません。
実際のAI電話対応の様子は、以下のデモ動画をご覧ください。
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