クラウドPBXは無料で使える?料金体系の解説とおすすめサービス3選
近年、ビジネスの通信インフラとして注目を集めるクラウドPBX。従来の固定電話システムと比べて、初期投資を抑えられ、リモートワーク環境にも対応しやすいことから、多くの企業で導入が検討されています。しかし、料金体系やサービス内容の多様さから、適切な選択が難しいという声も耳にします。
本記事では、クラウドPBXのメリット・デメリットから料金体系の詳細、おすすめサービスまで、詳しく解説します。
- クラウドPBXは無料で使える?
- クラウドPBXとは?基礎知識と従来型の違い
- クラウドPBXを導入するメリットとデメリットとは?
- クラウドPBXのメリット
- クラウドPBXのデメリット
- クラウドPBXの料金体系は?
- クラウドPBX導入で抑えられる費用は?
- 初期費用
- 運用・保守費用
- 設備投資費用
- 回線工事費用
- 無料トライアル可能!おすすめのクラウドPBXサービス3選
- ひかりクラウドPBX(NTT東日本・西日本)
- OFFICE PHONE
- 03plus
- クラウドPBX無料トライアル時のチェックポイント
- 通話品質
- 機能の使いやすさ
- サポート体制の充実度
- 自社の業務フローとの適合性
- 無料トライアルで最適なクラウドPBXを見つけよう
- クラウドPBXの導入を検討中なら「IVRy」がおすすめ
クラウドPBXは無料で使える?
結論から言うと、クラウドPBXは無料で利用できません。
しかし、多くのクラウドPBXサービスでは、導入前にサービスの適合性を検証するための無料トライアル期間(通常2週間〜1ヶ月程度)を提供しています。この期間に、実際の業務環境でシステムの使い勝手や必要な機能を検証し、導入前に不安な点を解消できます。
また、一部のクラウドPBXサービスでは、基本機能を無料で利用できるフリーミアムプランを提供しています。基本的な機能は無料で利用でき、より高度な機能や大人数での利用を望む場合に有料プランへアップグレードする仕組みです。これにより、コストを抑えながら利用を開始し、必要に応じて有料プランに移行して機能を拡張することが可能です。
クラウドPBXとは?基礎知識と従来型の違い
クラウドPBXは、インターネット回線を通じて電話システムを提供するサービスです。従来のオンプレミスPBXと比較して、以下の点で異なります。
クラウドPBX | オンプレミスPBX | |
---|---|---|
設置場所 | クラウド上にホストされるため、物理的な設置は不要 | 企業のオフィス内に専用の機器を設置する必要あり |
初期費用 | 一般的に安価 | 高額(機器購入、設置工事費用などが発生) |
拡張性 | 高い | 限定的 |
保守管理 | 不要(サービスプロバイダーが担当) | 必要(企業側が担当し、専門知識・人材が必要) |
クラウドPBXは、初期費用を抑えることができ、拡張性が高いなどの特徴から、特に中小企業や柔軟な運用を必要とする企業にとって魅力的な選択肢となっています。
クラウドPBXを導入するメリットとデメリットとは?
クラウドPBXは、初期投資を抑え、柔軟な拡張性とリモートワークへの対応力を持つため、特に中小企業やスタートアップ企業に人気があります。運用コストの削減と、ビジネス成長に柔軟に対応できる点は大きなメリットです。
クラウドPBXのメリット
初期費用を抑えられる:設置工事や専用機器が不要で、オンプレミス型に比べて低コストで導入可能。
運用コストの削減:機器の保守やメンテナンスが不要なため、運用コストを大幅に軽減できる。
柔軟な拡張性:ユーザー数や機能をビジネスの成長に応じて調整できる。
リモートワーク対応:従業員が場所を問わずに作業できる環境を構築できる。
クラウドPBXのデメリット
インターネット回線への依存:通信環境が不安定な場合、通話品質やシステムの安定性に影響が出る可能性がある。
データセキュリティの懸念:クラウド型の特性上、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクがある。
クラウドPBXの料金体系は?
クラウドPBXの料金体系はサービスによって異なりますが、以下の表からわかるように、従来のオンプレミスPBXよりも、初期費用・運用コストともに大幅に抑えられます。
自社のニーズに合った料金体系のサービスを選択することが重要です。比較検討する際には、初期費用だけでなく、月額費用、通話料金、オプション料金など、トータルコストを確認しましょう。
クラウドPBX | オンプレミスPBX | |
---|---|---|
初期費用 | 初期設定費用のみ | ・PBX本体 |
月額費用 | ・基本利用料:ユーザー数×単価 | ・保守料金 |
クラウドPBX導入で抑えられる費用は?
クラウドPBX導入によって抑えられる費用を、従来のオンプレミス型PBXと比較します。これらの費用を抑えられることは、特に中小規模の企業や個人事業主にとって大きなメリットになります。
初期費用
クラウドPBXは、専用のハードウェアやソフトウェアを購入する必要がありません。PBX本体、サーバー、周辺機器、設置工事費用などが大幅に削減されます。
運用・保守費用
クラウドPBXは、サービスプロバイダーが保守・管理を行います。そのため、システムのメンテナンス、アップデート、障害対応などの手間と費用が削減されます。従業員の専門知識や人材育成コストも不要になります。
設備投資費用
オンプレミスPBXでは、専用機器の設置スペースが必要になります。クラウドPBXはクラウド上で運用されるため、物理的な設置スペースは不要になります。オフィス空間が限られた企業にとって大きな利点です。
回線工事費用
クラウドPBXは、インターネット回線を介して運用するため、従来の電話回線工事の必要性がなくなります。
ただし、上記の費用以外にも、月額利用料、通話料金、追加オプションなどの運用コストは考慮する必要があります。 総合的にコスト削減効果を見極めることが重要です。
無料トライアル可能!おすすめのクラウドPBXサービス3選
クラウドPBXを検討する際は、無料トライアルを利用してから導入することをおすすめします。ここでは、おすすめのクラウドPBXサービスを3つ紹介します。
ひかりクラウドPBX(NTT東日本・西日本)
ひかりクラウドPBXは、NTTが提供するクラウドPBXサービスです。最大999内線・最大200チャネルまで対応しており、大手企業や複数拠点をもつ企業に向いています。NTTのひかり電話通信を使用するため、安定した通話品質が期待できます。
OFFICE PHONE
OFFICE PHONEは、株式会社ベルテクノスが提供するクラウドPBXサービスです。スマートフォンをビジネスフォンとして利用できるため、外出が多い業種やリモートワークに最適です。オプションで通話録音機能やCTI(顧客情報表示)機能を利用できます。
03plus
03plusは、株式会社グラントンが提供するクラウドPBXサービスです。スマホアプリから固定電話番号を利用できるため、業務効率化やコスト削減に効果的です。10分かけ放題のオプションがあり、社外への通話頻度が高い人に選ばれています。
クラウドPBX無料トライアル時のチェックポイント
クラウドPBXの無料トライアルを利用する際は、主に4つのポイントを確認することが大切です。
通話品質
通話の品質が悪い場合、コミュニケーションに支障が出るだけでなく、情報を正確に伝えられない恐れがあります。無料トライアル期間中はさまざまな環境下で通話テストを行い、音声の明瞭さ、遅延の有無、エコーやノイズの発生などを確認しましょう。
機能の使いやすさ
クラウドPBXの操作性は、日々の業務効率に直結します。アプリの操作性を確認し、設定変更が簡単にできるかどうかを重点的にチェックしましょう。
サポート体制の充実度
スムーズな運用には充実したサポート体制が欠かせません。無料トライアル期間中に、ベンダーのサービス体制を確認しておくと良いでしょう。また、マニュアルやFAQが充実しているかも重要なポイントです。
自社の業務フローとの適合性
既存の業務プロセスとの親和性やカスタマイズの柔軟性、利用中のシステムと連携できるかどうかを確認することも大切です。将来性や拡張性なども考慮したうえで、必要な機能がそろっているかを見極めましょう。
無料トライアルで最適なクラウドPBXを見つけよう
クラウドPBXは無料では利用できませんが、従来のオンプレミスPBXと比べて大幅にコスト削減が可能です。サービスを選ぶ際には、無料トライアルを活用して自社の業務環境での適合性を確かめたうえで、導入を検討しましょう。クラウドPBXの活用により、効率的な電話システム運用を実現し、ビジネスの成長を後押しする基盤を構築できます。
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クラウドPBXよりも手軽に導入できるため、海外に拠点を持つ企業におすすめの選択肢です。