1日50件超の電話も。AI電話代行によりコア業務に集中できるように【和食割烹「室町 三谷屋」】

「室町 三谷屋」は東京都中央区日本橋に店舗を持つ、魚料理専門の和食割烹です。旬の魚介類と国産野菜を産地より直送し、専門店ならではの技法で素材の旨�みを最大限に引き出した独自のスタイルの料理を提供しています。同店では、1日にかかってくる電話の多さが課題となっており、電話応答に関する対策を検討していました。 そこで、「多少の予約を取り逃がしたとしても、電話応答にかかる時間を減らすことのほうがメリットは大きい」と判断し、IVRyを導入。結果として、1日あたり約30分、1か月で数十時間もの業務時間を確保することに成功しました。
室町 三谷屋」は東京都中央区日本橋に店舗を持つ、魚料理専門の和食割烹です。
旬の魚介類と国産野菜を産地より直送し、専門店ならではの技法で素材の旨みを最大限に引き出した独自のスタイルの料理を提供しています。

同店では、1日にかかってくる電話の多さが課題となっており、電話応答に関する対策を検討していました。 そこで、「多少の予約を取り逃がしたとしても、電話応答にかかる時間を減らすことのほうがメリットは大きい」と判断し、IVRyを導入。結果として、1日あたり約30分、1か月で数十時間もの業務時間を確保することに成功しました。

本記事では、室町 三谷屋の店主・三谷悟さんに、IVRyを導入した背景や活用方法、導入による効果について伺いました。

ー 三谷さんの業務内容について教えてください。

私はもともと料理人としてキャリアをスタートし、その後、自らお店を立ち上げました。現在は法人化し、経営をはじめ、店舗の運営、調理、接客まで、すべての業務に携わっています。

1日50件超の電話応答も。仕込み中も鳴り止まない電話に悩んでいた

ー IVRy導入前の電話応答フローと課題について教えてください。

営業時間以外は私自身が電話に出ることもありましたが、営業時間中はカウンターに立っているので、スタッフが対応してくれていました。

1日にかかってくる電話は平均で20~25件で、内容はお客様からのご予約やお問い合わせ、取引業者からの連絡、営業電話などでした。歓送迎会や忘年会のシーズンなどの繁忙期には、1日に50件以上の電話が集中することもありました。

電話に応答するためには、仕事中の手を止めなければならないため、業務の妨げになることが多く、ずっと何とかならないかなと思っていました。特に料理の仕込みをしているときは、電話に出るたびに手を洗い直す必要があり、それが何十回も続くことに、正直なところストレスを感じていました。

とはいえ、どう対策すればいいのか分からず、留守番電話にするのか、自動音声を導入するのか、選択肢すら把握できていない状態でした。

そんな中、普段はほとんど目を通さないメール広告の中で、「電話効率化」という件名が目に留まり、IVRyからのメールを開封しました。冒頭を読んだところ、課題解決に繋がるかもしれないと思い、その日のうちに問い合わせメールを送信し、とんとん拍子で導入に至りました。

ー IVRyの導入の決め手は何だったのでしょうか。

そうですね。本当にやりたかったことが全部揃っているなと感じたのですが、その中でも導入の決め手は3つありました。

1つ目がSMS送信ができる点です。電話を切った後に、SMSでURLを送信して案内ができるのは魅力的でした。

2つ目はAI電話代行サービスによる予約受付、3つ目は分岐が細かく設定できる点です。

営業電話応答を95%カット!月数十時間の業務時間を創出

ー 実際に導入してみていかがでしょうか。

導入して数か月が経ちますが、本当に導入して良かったと感じています。正直、もっと早く導入すべきだったと思っています(笑)。

特に想定外だったのは、営業電話への効果でした。お客様からの電話は問題ありませんでしたが、業務とは無関係な営業電話が1日に10件以上もかかってきていたんです。その都度作業を中断して対応する必要があり、1件あたり少なくとも2~3分は時間を取られていました。1日10件となると、合計で30分以上の時間を奪われていたことになります。この時間があれば、仕込みや接客など、他の業務にもっと集中できたのにと感じました。

IVRy導入後は、新規の業者からの電話と、既存の取引業者からの電話を分けて対応できるように分岐設定を行いました。新規の業者からの電話はAI電話代行サービスが受け付ける設定にしていますが、ほとんどの営業電話はAIが話し始めた時点で切れるようになりました。

これによって、95%以上の営業電話を受ける必要がなくなったんです!

1日20〜30分の削減でも、1か月で見ると数十時間もの確保につながっており、業務への影響は非常に大きいと実感しています。

もちろんIVRyの利用には毎月費用がかかりますが、その対価として得られる「時間の価値」は、費用以上に大きいと感じています。

ー電話応答も接客の一部と考え、AI自動応答に抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、三谷さんはその点いかがでしたか?

もちろん、最初は多少抵抗はありました。

AIが電話を受けることで、一定数の予約の取り逃がしや、電話を途中で切られてしまうケースが出るだろうと想定していました。また、常連のお客様が予約の電話をされた際、「冷たい対応だ」と感じられるのではないかという懸念もありました。

ただ、メリットとデメリットを比較したときに、メリットのほうが大きいなと考えました。

仮に少し素っ気ないと感じられたとしても、これまで信頼関係を築いてきたお客様であれば、関係が損なわれることはないと考えています。ご予約いただいたお客様には、最終的にこちらから折り返しのご連絡をしていますので、その際に直接お話もできます。

ー  カスハラ(カスタマーハラスメント※)などが世間で話題になっていますが、クレームなどの電話が心理的な負担になったご経験はありますか?

当店の場合、幸いにもそういったクレームやカスハラのような電話はほとんどありません。

ただ、世の中にはいろいろなお客様がいらっしゃるので、悩んでいる飲食店はあるのではないかと思います。

想像ですが、AIが一次対応することで、無理な要求や理不尽なクレームをスタッフが直接受ける機会は減るでしょうし、心理的な負担を軽減する手段としても有効だと感じます。

※いわゆるカスタマーハラスメントとは、顧客等からの著しい迷惑行為を指します。


ー 本日は貴重なお話をありがとうございました!ご担当者様のご期待に添えるよう電話DXを引き続きサポートして参ります!

※記事内のIVRyに関する情報はインタビュー時点のものです。現在は異なる場合がありますので、予めご了承ください。