格安インターネットFAX6 選!無料で使えるサービスや選び方・注意点も解説

ビジネスの現場で欠かせない通信手段であるFAX。しかし、従来のFAX機は紙やインクの消耗、電話回線の維持費、設置スペースの確保、送受信後のファイリングなど、多くのコストや手間がかかります。
そこで注目を集めているのが「インターネットFAX」です。インターネットFAXは、インターネットを通じてFAXを送受信できるサービスで、パソコンやスマートフォンから手軽に利用できます。
本記事では、インターネットFAXの基本的な仕組みやメリットを解説し、格安で利用できるおすすめサービス6選を徹底比較します。また、海外での利用時に注意すべきポイントについても詳しくご紹介します。
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インターネットFAXの資料インターネットFAXとは?
インターネットFAXとは、従来のFAX機を使用せず、インターネットを通じてFAXを送受信するサービスです。送信先が従来のFAX機を使っていても利用可能です。登録したメールアドレス、もしくはサービス提供会社を介してFAXが送受信できます。
FAX機を使用せずにやり取りでき、どこでも送受信できるのがメリットです。また、今までかかっていたFAX機の維持費が必要なくなり、コスト削減にも役立ちます。紙やインクなどの使用を削減したい企業や、出先でもFAXを気軽に利用したい人におすすめのサービスです。
メリット | デメリット |
---|---|
・場所を選ばずに利用できる ・ペーパーレス化を推進できる ・FAX機の購入やメンテナンスが不要になる ・複数のユーザーで共有できる | ・受信の見逃しリスクがある ・セキュリティリスクがある ・インターネット環境が必須になる ・手書き文書のデジタル化が必要 |
無料で使えるインターネットFAXはある?
結論から言うと、完全に無料で使い続けられるインターネットFAXサービスはありません。FAXの送受信にはFAX番号が必要ですが、この番号の取得や維持にコストがかかるためです。
無料でインターネットFAXを使うには、サービスが提供する「無料トライアル」を利用するか、一部のサービスのように一定の枚数まで無料で送信できるプランを活用する方法に限られます。
ただし、あくまで本格導入前のお試しやごく少量の送信を想定したものです。そのため、ビジネスで継続的に利用するには、機能が十分とは言えないケースがほとんどです。
【送信のみ】枚数限定で無料で使えるインターネットFAXサービス3選
枚数に限りはありますが、無料でFAX送信が可能なインターネットFAXサービスを3つ紹介します。急にFAXが必要になった場合や、たまにしかFAXを利用しない場合に重宝するでしょう。
FAX.PLUS
FAX.PLUSでは、登録後10枚まで無料でFAX送信が可能です。
世界180カ国以上へのFAX送信に対応しており、PCやスマートフォンなど複数のプラットフォームで利用できます。
Dropbox Fax(旧名:Hellofax)
Dropbox Faxは、無料プランで5枚までFAX送信が可能です。「スタートガイド」ページの項目をクリアすると送信枚数をさらに最大20枚まで増やすこともできます。
無料分を使い切ったあとは、10枚まで1枚あたり$0.99、その後は1枚あたり$0.20で送信できます。
Fax.de
Fax.deは専用のアプリから毎日1枚無料で送信できます。登録不要でFAX送信ができるので手軽に利用したい方に向いています。
ビジネス利用におすすめ格安インターネットFAX6選
無料サービスは機能や送信枚数が限られているため、ビジネスで継続的に利用するなら有料サービスがおすすめです。ここでは、コストを抑えつつも安心して使える、おすすめの格安インターネットFAXサービスを紹介します。
eFax
「eFax」は、世界中で導入実績のあるインターネットFAXサービスです。申し込みにかかる時間は2分という手軽さで注目を集めています。発信番号には日本全国47都道府県の市外局番が用意されており、仕事の拠点とする地域の市外局番を必ず選択できるのがメリットです。
全てのFAXを最大5つまでのメールアドレスで受信でき、FAXの内容を都度共有する手間が省けます。また世界での導入実績もあり、海外での利用も可能です。
追加費用なしで利用できる送受信数の異なる2つのプランが用意されています。
e Fax Plus 1800 | e Fax Plus 3600 | |
---|---|---|
登録手数料 | 1,100円 | |
月額費用 | 月払い:1,980円 年払い:1,650円 | 月払い:3,960円 年払い:3,300円 |
受信・送信費用 | 150ページまで無料 | 350ページまで無料 |
※いずれも税込
※それぞれ無料ページ数以降は、1ページ11円(60秒で1ページ換算)
秒速FAX
「秒速FAX」は、費用の安さが特徴のインターネットFAXサービスです。初期費用は440円~、月額基本料は0円〜となっており、導入のしやすさが注目されています。
全て日本国内に設置されたサーバーで管理されており、国外法の影響やカントリーリスクが抑えられるのがメリットです。
送受信の枚数がそれほど多くない企業や個人事業主は手頃で利用しやすいでしょう。
秒速FAX 送信 | 秒速FAX Plus | |
---|---|---|
初期費用 | 440円 | 1,650円 |
月額基本料 | 0円 | 550円~1,100円 |
受信・送信費用 | 1ページ送信:7円~10円 | 1ページ受信:0円~8円 |
※いずれも税込
jFax
jFaxは、eFaxの姉妹ブランドとして誕生したインターネットFAXサービスです。利用可能な機能がシンプルだからこそ実現できる低価格帯が特徴となっており、コストを抑えて気軽に利用できます。
サービス内容は、スマホ・パソコンを使用したEメールでのFAX送受信、マイページでの送受信と使用量管理のみです。
東京「03」大阪「06」、そして「050」から番号が選択できるため、全国のどこを拠点としていても利用できます。
登録手数料 | 1,100円 |
---|---|
月額費用 | 1,089円 |
受信・送信費用 | 送信:毎月50ページまで無料 受信:毎月100ページまで無料 |
※いずれも税込
※それぞれ無料ページ数以降は、1ページ11円(60秒で1ページ換算)
MOVFAX
MOVFAXは、ビジネスFAXソリューションで30年の実績がある、日本テレネット株式会社が提供しているインターネットFAXサービスです。日本のビジネスシーンを熟知しているからこその仕様で、ビジネスにおける使いやすさが評価されています。
セキュリティ対策にも優れており、プライバシーマークも取得しています。大切なデータの送受信を守る高いセキュリティネットワーク環境が備わっているため、安心してFAXのやり取りができるでしょう。
スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
---|---|---|
初期費用 | 1,100円 | 1,100円 |
月額費用 | 1,078円 | 4,378円 |
受信・送信費用 | 受信:1か月1,000枚まで無料 送信:1送信2枚まで11円 |
※いずれも税込
※受信は1,001枚目から11円
faximo
「faximo」は、メールをやり取りする感覚でFAXが送受信できるインターネットFAXサービスです。
さまざまなシステムとの連携がしやすいのが特徴で、スマホアプリによってFAXが閲覧できます。利用できる市外局番は、東京03・大阪06に加えて、名古屋052も利用可能です。
また、送信元として使えるメールアドレスは5つまで設定できるため、取引先によって使い分けられます。
初期費用 | 1,188円 |
---|---|
月額費用 | 1,188円 |
受信・送信費用 | 受信:1,000枚まで無料 送信:1枚15.4円 |
※いずれも税込
※受信は1,001枚目から1ページ9.9円
アイブリー AI FAX
アイブリー AI FAXは、高度な自動文字起こし機能を備えたインターネットFAXサービスです。
受信したFAXをPCやスマートフォンでいつでも、どこでも簡単に確認できます。また、AIを活用したOCR(自動文字起こし)機能により、手描き文字もデジタルデータとして保存やコピーが可能です。さらに、FAXを受信した際にはアプリで通知が届くため、大切な内容を見逃す心配がありません。
初期費用 | 0円 |
---|---|
月額費用 | 2,980円~ |
受信・送信費用 | 送信:15円/枚 受信:15円/枚 |
※税別
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インターネットFAXの資料格安で使えるインターネットFAXを選ぶポイント
格安で使えるインターネットFAXを選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。
コストがどれくらいかかるか
インターネットFAXの利用には、初期費用・月額費用・送受信の枚数に応じた従量課金が発生します。それぞれの費用は、選ぶサービスによって異なるため、注意が必要です。
FAXの利用状況を確認したうえで、それぞれのサービスを利用した場合のコストを算出し、比較・検討しましょう。
使用したい番号に対応可能か
インターネットFAXは、ツールごとに対応可能な市外局番が異なります。地域によっては市外局番に対応しておらず、IP電話しか利用できない可能性もあるため、注意してください。
従来から使用しているFAX番号をそのまま利用したい場合は、ナンバーポータビリティに対応しているサービスの利用をおすすめします。
お試し(無料トライアル)は可能か
インターネットFAXの選定時は、まず無料トライアルを利用してみましょう。
紙のFAXに慣れていると、パソコンやスマホを使用して送受信するインターネットFAXに抵抗がある従業員がいるかもしれません。事前に無料トライアルを利用して操作に慣れておくと、導入後でもスピーディーかつスムーズに運用できます。
インターネットFAXを海外で利用する際の注意点
いつでもどこにいても、FAXが送受信できる点をメリットとして挙げました。しかし、海外で利用する場合は以下の点に注意しましょう。
国際送受信が可能かどうか
インターネットFAXのサービスによっては、利用できる国が限られている可能性があります。利用するサービスが送信先・受信先の国に対応しているかどうかをチェックしましょう。
また、海外へのFAX送信では、国際電話番号の入力が必要です。FAXを送る相手国の国番号や市外局番を正しく入力する必要があるため、あらかじめ番号を確認しておきましょう。
料金を確認しておく
国内送信に比べて、国際送信は送信料が高く設定されています。料金は送信先の国によって異なるため、送信前にチェックしておくと安心です。
また、サービスによっては海外とのやり取りに追加料金が発生する場合があります。その点も合わせてチェックしておきましょう。
接続環境が安定して安全であるか
インターネットを通じて送受信を行うため、安定したインターネット環境が必要不可欠です。地域や国によってはインターネット回線が不安定で送受信できない可能性もあるため、注意しましょう。
さらに気を付けなくてはいけないのが、安全性です。重要な書類の送付時は、安全性を確保した状態でやり取りをするように周知しておく必要があるでしょう。
インターネットFAXならアイブリー AI FAXがおすすめ
「アイブリー AI FAX」は、多彩な機能を備えたインターネットFAXサービスを月額2,980円~(※)というリーズナブルな価格で提供しています。FAX用の新規電話番号は最短即日に発行可能。現在利用中の番号をそのまま引き継ぐこともでき、業務を中断することなくスムーズな移行を実現します。
※料金はプランや利用状況により異なります。

ペーパーレスで管理の手間を大幅軽減
インターネットFAXの導入後は、PCやスマートフォンからデータの送受信が可能になり、用紙の管理やFAX機の故障・紙詰まりなどのトラブルに対応する手間を省けます。また、オフィス外やリモート環境でも受信したFAXの内容を確認できるため、場所に縛られず業務を進められ、情報の管理や運用もスムーズに行えます。
コスト削減で経済的な運用を実現
インターネットFAXの導入により、用紙やインク、専用回線といった従来のアナログFAX機に必要だったコストを削減できます。アイブリーのインターネットFAXは月額2,980円から導入可能で、一般的なFAX機のリース費用よりも経済的です。また、用紙の保管スペースやFAX機器の保守費用も不要になり、オフィスの経費削減につながります。

アイブリーならではの付加機能で業務効率を向上
アイブリーのインターネットFAXは、AIを活用したOCR(自動文字起こし)機能を搭載しており、受信したFAXを自動でテキスト化し、デジタルデータとして検索・編集を可能にします。さらに、IVR(電話自動応答システム)を活用することで、電話の一次受付や営業時間外の応答などを自動化できるため、電話業務の負担軽減と効率化を図れます。

AIが応答!30着電まで無料
今すぐアカウントをつくる現在のFAX番号が使える
インターネットFAXの資料アイブリー AI FAXで業務効率化に成功した事例
ここでは、実際にアイブリー AI FAXを導入して業務効率化に成功した企業の事例を2つ紹介します。
FAX→スキャン→保存のムダを解消:在宅クリニック函館日吉
函館市で在宅医療を提供する「在宅クリニック函館日吉」では、紙のFAXの取り扱いに大きな手間がかかっていました。1日に多いときで10件ほど届くFAXを、都度紙に印刷し、スキャンしてPCに保存するという作業が発生していました。
そこで「アイブリー AI FAX」を導入したところ、FAXの受信から保存までが全てオンラインで完結。紙のFAXを扱う手間がなくなり、スタッフは本来の業務に集中できるようになりました。
また、スタッフ全員がどこからでもFAXの内容をリアルタイムで確認できるようになったことで、情報共有もスムーズになり、チーム全体の業務効率が大幅に向上しています。
【導入事例】「FAX→スキャン→保存」のムダを解消!アイブリー AI FAXで実現する効率的な在宅医療
AI FAXで注文書の内容確認を効率化:ゲルブ・ジャパン株式会社
防振装置メーカーの日本法人「ゲルブ・ジャパン株式会社」では、一部の取引先からFAXで注文書が送られてくるため、その対応が必要でした。
同社では以前からFAXの電子化は進めていましたが、「アイブリー AI FAX」を導入したことで、受信したFAXの内容が自動で文字起こし(OCR)されるようになりました。
FAXのファイルを開かなくても内容をすぐに確認できるため、書類の処理がスムーズに。さらなる業務の効率化を実現しています。
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