【2024年11月更新】050電話番号が取得できる6社の価格やサービスを比較!

執筆者 : IVRy編集部
050番号の取得が可能な、IVRy・050plus・my050など主要6社を分かりやすく比較解説。各サービスの機能や費用を紹介しています。

起業やリモートワークのために新しく電話番号を取得したいと考えている方におすすめなのが、050から始まる電話番号です。

IP電話の番号体系のひとつである050番号は、特別な導入工事が不要で、比較的低コストで利用できるため、固定電話とは異なる利便性があります。
最近では、IP電話サービスを活用することで、手軽に050番号を取得する方法も広がっています。

この記事では、050番号(IP電話)の基本的な仕組みをはじめ、メリットとデメリット、各事業者の比較、そして賢い選び方について詳しく解説します。

050番号とIP電話とは?

050番号とは

050から始まる電話番号は、インターネット回線を利用したIP電話サービスに割り当てられる番号です。

050番号は従来の固定電話とは異なり、インターネットを介して通話するため、全国どの地域でも取得・利用できるのが特徴です。また、スマートフォンやPCなどの端末からも利用できる柔軟性があります。

参考:050から始まる電話番号とは?営業・勧誘の悪質な電話なの?

050番号の本人確認義務化について

050番号は取得が容易で匿名性が高いため、偽装番号として利用されるケースや振り込め詐欺などの犯罪に悪用されるケースが発生しています。

そのような背景から、「携帯電話不正利用防止法」(携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律)が改正され、2024年(令和6年)4月1日、050番号を新規取得する際の本人確認が義務化されました。

関連サイト:総務省

IP電話とは

IP電話は、インターネットプロトコル(IP)を利用して音声をデジタルデータに変換し、インターネットを通じて通話を行います。この技術はVoIP(Voice over Internet Protocol)と呼ばれ、VoIPを利用した電話サービスがIP電話です。

IP電話には、050番号を利用するタイプ、電話番号を持たないタイプ、市外局番を用いるタイプの3種類があります。例えば、LINEやSkypeを使った通話は番号を持たないIP電話の一種です。

参考:IP電話とは?固定電話との違いやメリットとデメリットも簡単に説明!

050番号のメリット

050番号のメリット1:初期費用や利用料金が安い

050番号の最大の魅力は、料金が安価なことです。全国どこでも同じ通話料金が設定されているため、長距離通話でも費用を抑えることができます。さらに、同じ通信会社のユーザー同士であれば、通話料が無料になる場合もあります。

050番号はインターネット回線を利用しているため、固定電話よりも導入費用や通話料がリーズナブルな傾向があります。

初期費用

050から始まる電話番号

通常の固定電話番号

初期費用

無料(一部例外あり)

35,000円前後(電話加入権を新規購入した場合)

月額利用料

数百円~

2,500円程度〜

通話料金

固定電話宛: 3分8円〜10円程度
携帯電話宛: 1分16円〜18円程度
国際電話: 3分18円〜24円程度

固定電話宛:3分9.35円
携帯電話宛:1分17.6円
国際電話:1分9円~(国により異なる)

050番号同士の通話料金

無料(同じプロバイダ間など条件あり)

無料(050 plus の場合)

050番号のメリット2:工事不要で簡単に番号を取得できる

050番号は、インターネット回線があれば、通信事業者やプロバイダに申し込み後、すぐに番号を取得して利用を開始できます。また、050番号は市外局番のような地理的な制約がないため、移転や引っ越しをしても同じ番号を使い続けることが可能です。

固定電話のような回線工事は不要で、設備投資を最小限に抑えながら、迅速に導入できる点もメリットのひとつです。

参考:工事なし・初期費用無料で050番号を取得できるIP電話サービス

050番号のメリット3:PCやスマートフォンでも利用できる

050番号は、専用アプリをインストールすれば、スマートフォン・PC・タブレットなどでも利用可能です。インターネット環境さえあれば、どこにいても電話の発着信ができるので、外出先やリモートワーク中でも円滑に連絡を取り合えます。

さらに、複数のデバイスで共通の番号を利用できるため、新たに個人用の携帯電話を購入することなく、社員間で効率的な連絡体制を構築できます。

050番号のメリット4:ビジネスとプライベートを分離できる

050番号を利用すれば、1台のスマートフォンでビジネス用の電話番号とプライベート用の電話番号を使い分けられ、利便性が大幅に向上します。また、通信料のコスト管理も容易です。

さらに、営業時間中はオフィスの電話へ、営業時間外は担当者のスマートフォンへ転送するなど、時間帯や状況に応じて受信デバイスを柔軟に設定できるため、オンとオフの境界を管理しやすくなります。

050番号のデメリット

050番号のデメリット1:緊急通報(110・119)できない

050番号のデメリットのひとつは、110番や119番への緊急通報ができないことです。地域に基づく市外局番を持たない050番号は、位置情報を特定できないためです。

また、通信事業者によっては、フリーダイヤルなどの特定番号への発信が制限されていることもあります。

050番号のデメリット2:通話品質が安定しないことがある

050番号はインターネット回線を介して通話するため、ネットワークの状況によって通話品質が左右されます

ネット接続が不安定な場所では音声が途切れることがあり、帯域幅が狭い場合や回線が混雑していると、通話の明瞭さが損なわれることがあります。

050番号のデメリット3:停電時は利用できない場合がある

050番号での通話はインターネット回線と電力に依存しているため、停電時は利用できないことが一般的です。通常の固定電話は電源を必要としないため、停電中でも通話が可能ですが、050番号ではその利点がありません。

しかし、クラウドベースのPBXサービスを利用している場合は、停電時でもモバイルデバイスを使って050番号を利用できる場合があります。

050番号の導入方法と価格

050番号を導入する方法(1)050番号アプリ

もっとも簡単な050番号の導入方法は、現在利用しているスマートフォンやPCに050番号アプリをインストールすることです。アプリをインストールし、必要な情報を登録することで050番号を取得できます。

電話アプリの場合は、月額数百円程度の使用料と別途通話料がかかります。導入が簡単で個人利用や単発利用に適していますが、通話品質はインターネット環境に依存し、ビジネス向けの機能が限られることがあります。

050番号を導入する方法(2)クラウドPBX

クラウドPBX(Private Branch Exchange / 電話交換機)は、クラウド技術を活用してインターネット上で利用できる電話システムです。従来のPBXとは異なり、機器を購入・設置する必要がなく、すべての通信機能をクラウド上で提供します。

従来のPBXシステムに比べて初期費用や月額費用を大幅に抑えられ、導入時の工事費用も不要です。

クラウドPBXの導入にはインターネット環境が必要ですが、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールするだけで簡単に利用できます。

クラウドPBXはコストパフォーマンスに優れ、導入が容易な電話システムのため、特に中小企業やスタートアップ企業にとってメリットが大きいでしょう。月額数千円から数万円の利用料がかかり、通話ごとに通話料が発生します。

050番号を導入する方法(3)IP電話機

050番号の利用には、IP電話機を導入する方法もあります。IP電話機は通常の固定電話機に似ていますが、電話回線ではなく、インターネットに接続して使用します。

短縮ダイヤル、液晶タッチパネル、保留、スピーカーホン、音量調整、内線、転送などの機能が充実しており、企業内での業務効率化やコールセンターでの利用に適しています。

IP電話機は1台あたり数千円から数万円で購入できますが、運用にはPBX機器やクラウドPBXの契約が必要です。PBX機器の導入費用は数十万から数百万円に及ぶことがありますが、専門事業者のサポートと安定した通話品質が期待できます。

050番号サービスを選ぶときのポイント

1. 通話品質と安定性

050番号サービスを選ぶときには、通話品質と安定性を確認することが重要です。通話が不安定で音声が不明瞭だと、顧客や取引先とのコミュニケーションが円滑に進まず、信頼を損なう可能性があります。

通話品質はサービス事業者の通信ネットワークやサーバーの安定性に依存するため、無料トライアルやデモを活用して事前に確認することをおすすめします。

2. 月額料金と通話料

050番号の料金は事業者ごとに異なるため、料金プランを確認して自社の利用状況に最適なサービスを選びましょう。050電話サービスの料金には初期費用、月額料金、通話料金、オプション料金などが含まれます。

なお、料金が安い代わりに最低利用期間が設定されていることもあり、その場合は途中解約できないことがあるので注意が必要です。

3. 付加サービスの充実度

050番号では、付加サービスの充実度が業務の効率化に大きく寄与する可能性があります。例えば、内線化サービスを活用すれば、オフィス内外のコミュニケーションが円滑になるでしょう。また、着信転送機能があると、重要な連絡を逃さず受け取ることができます。

提供される付加サービスの種類や機能をよく確認し、自社の業務に必要なサービスを提供している事業者を選択しましょう。

050電話番号サービスの比較

050番号を新規取得するときや、050番号サービスの事業者を変更したいと考えている場合、「電話番号だけ取得したい」「従業員同士の通話料を安くしたい」「自動応答機能を使いたい」など多様な目的があるでしょう。

050番号を提供する事業者ごとに異なる機能や特徴があるため、用途や費用に合致したサービスを選定することが重要です。ここでは、代表的な7社を紹介します。

050番号比較(1)電話自動応答サービス「IVRy」

電話自動応答サービス「IVRy(アイブリー)」は、050電話番号の取得に加えて、電話業務の効率化を支援する多彩な機能を備えています。

050番号は最短5分で取得可能、即日に利用開始できます。また、音声ガイダンスやAI電話代行により電話の取り次ぎをすべて自動化することも可能です。

初期費用は無料で月額使用料は2,980円〜、別途電話番号維持費に月額500円必要です。なお、通話料は着信の場合:3.3円/分、転送の場合:14.3円/分になります。

050番号比較(2)050plus

050plus(ゼロ ゴー ゼロ プラス)は、NTTコミュケーションズが提供する050サービスです。月額使用料は330円、国内の一般固定電話への通話料は3分8.8円です。050plus同士の通話料は無料です。海外からでも日本と同じ通話料で発信できます。

050番号比較(3)my050

my050(マイ ゼロ ゴー ゼロ)は、ブラステルが提供する050サービスです。my050同士の通話料は無料ですが、申し込み時に設定費(550円)と番号維持費(550円 / 6ヶ月毎)が必要です。

ブラステルでは、法人向けクラウドPBXサービス「Basix(ベーシックス)」も提供しています。月額使用料は1,500円、初期費用が10,000円~となっています。

050電話比較(4)SMARTalk

SMARTalk(スマートーク)は、楽天モバイルが提供する050サービスです。月額使用料は0円、通話料は固定電話・携帯電話ともに30秒8.8円です。SMARTalk同士の通話料は無料です

050番号比較(5)LaLa Call

LaLa Call(ララコール)は、mineo(マイネオ)などで知られるオプテージが提供する050サービスです。月額使用料は110円、固定電話への通話料は3分8.8円、携帯電話への通話料は30秒8.8円です。LaLa Call同士の通話料は無料です。

法人向けのビジネスLaLa Callの場合、月額550円で5番号まで持つことができるプランや、月額2,750円で内線機能も使えるプランなどがあります。

050番号比較(6)SUBLINE

SUBLINE(サブライン)は、インターパークによる050番号アプリです。個人事業者や中小企業向けのパーソナルプランと、法人向けのビズプラン各種があります。

パーソナルプランの月額基本料金は0円、固定電話への通話料は1分11円〜、携帯電話への通話料は1分22円〜です。別途、番号取得料が1番号につき330円、番号利用料が毎月550円かかります。

IVRyは最短即日にIP電話番号を取得できます

IP電話番号の取得には、クラウドPBXサービスや無料アプリの利用など複数の方法がありますが、電話自動応答「IVRy(アイブリー)」の導入により、最短即日にIP電話番号を取得できます。

050番号や市外局番、フリーダイヤルも取得可能

「IVRy」では、050番号をはじめ、市外局番、フリーダイヤルまで、さまざまな番号種別の選択肢があり、幅広いビジネスニーズに対応できます。

電話番号種別

取得できる電話番号

IP電話

050番号

フリーダイヤル

0120番号、0800番号

市外局番

東京03番号、大阪06番号をはじめとした全国の市外局番

※番号の在庫により、ご希望に添えない場合があります

※050番号の発行は即日、フリーダイヤル・市外局番は数営業日かかります

最短即日から利用できる、IVRy導入の流れ

「IVRy」は、初期費用不要で月額2,980円から利用できるクラウド型のIVR(自動音声応答)サービスを提供しています。以下の4STEPで、簡単に導入可能です。

STEP1:基本情報の入力

アカウント登録ページよりメールアドレス、パスワード、氏名などの基本情報を入力してください。

STEP2:会社情報の入力

会社名、住所などの会社情報を入力してください。アカウント登録が完了すると、すぐにIVRy設定画面を利用できます。

STEP3:分岐ルールの作成

電話対応のルール(分岐)を作成してください。業種やユースケースのテンプレートから作成することもできます。

STEP4:本人確認

「携帯電話不正利用防止法」「犯罪収益移転防止法」に基づき、IVRyのお申し込み時には「本人確認」を行う必要があります。必要情報を入力し、本人確認書類と写真を提出していただくと、最短1〜3営業日で本人確認が完了します。

自動応答(IVR)により電話業務も効率化できる

「IVRy」は、IVRを活用したクラウド型の電話自動応答サービスで、着信時に自動音声ガイダンスが応答し、顧客のボタンプッシュ操作や音声認識に基づいて、適切な案内を自動提供します。

複雑な問い合わせや確認が必要な用件は、音声録音(留守電)やAI電話(ボイスボット)が一次対応し、メールやSMSで内容が通知されるため、電話対応にかかる時間を削減し、業務効率を高めることができます。

PC・スマホから固定電話番号で発信可能

「IVRy」の導入時に「固定電話番号発信オプション」を利用すれば、PCやスマホからIVRyのアプリを使って固定電話番号による発信が可能になります。インターネット環境さえあれば、外出先やリモートワーク中でも固定電話番号を利用できるため、スムーズな顧客対応や電話対応履歴の一括管理に役立ちます。

また、社会的信用度の高い固定電話番号を利用することで、顧客との信頼関係も構築しやすくなるでしょう。

簡単にIP電話を取得したい、電話業務を効率化したい方は、まずは「IVRy」の無料トライアルをお試しください。

IVRy編集部のプロフィール画像

IVRy編集部

(株式会社IVRy / IVRy編集部)

IVRy編集部です。電話に関する様々な情報をわかりやすく解説します。 【IVRyとは?】 IVRy(アイブリー)は1日100円から利用できる電話自動応答サービス(IVRシステム)です。自由な分岐設定と自動応答・SMS返信・電話の転送(リダイレクト)・録音機能を活用し、営業電話・顧客からの問い合わせ・注文・予約等の様々なシーンを自動化します。また、営業時間内と営業時間外でルールを変えることや、電話履歴の確認や顧客登録機能等、多数の便利な機能が存在しています。

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