IP電話の導入方法は?メリットやオススメの使い方まとめ
IP電話は、電話回線ではなくインターネット回線を利用した電話のことを言います。電話の利用料を安く抑えたり、PCとの連携がしやすいなど、様々なメリットがあります。
この記事では、IP電話の導入方法やメリット、使い方などについて解説します。
- IP電話の導入背景とメリット
- IP電話の普及と導入の背景
- IP電話のメリットとビジネスへの貢献
- IP電話のメリットについて
- 通話料金の削減について
- 拡張性の高さについて
- 機能性の向上について
- 保守・管理の容易さについて
- IP電話の導入方法について
- クラウドPBXとオンプレミスPBXの違いと選び方
- 導入手順の概要と注意点
- IP電話機の選び方と設定方法
- IP電話の導入前に知っておくべきこと
- ネットワーク環境の確認と対応策
- IP電話の導入に必要な帯域幅と計算方法
- セキュリティの確保と対策方法
- IP電話の導入後の活用方法
- IP電話の機能的な使い方と設定方法
- コミュニケーションの効率化とビジネスへの貢献
- 顧客対応の改善とカスタマーサポートの強化
- IVRyは最短即日にIP電話番号を取得できます
- 050番号や市外局番、フリーダイヤルも取得可能
- 最短即日から利用できる、IVRy導入の流れ
- 自動応答(IVR)により電話業務も効率化できる
- PC・スマホから固定電話番号で発信可能
IP電話の導入背景とメリット
IP電話の普及と導入の背景
総務省によると、IP電話は2000年代半ばから利用が増え始め、現在では固定電話の6割以上をIP電話が占めています。
合わせて、携帯電話の利用が増加し、反対に一般加入電話への加入が少なくなっていることから、NTT東日本・西日本では固定電話サービスの一部を終了しました。
こうした背景から、IP電話の普及が広がっており、導入する企業や家庭が増加しています。
IP電話のメリットとビジネスへの貢献
IP電話は、一般加入電話よりも通話料金が安く、遠方との通話でも品質が落ちにくいというメリットがあります。インターネット回線を通して利用できるため、電話回線を引く必要がない、という手軽さも人気です。
このほか、PCとの連携がしやすく、様々なツール、アプリと合わせて利用できることから、ビジネス用の電話として多用されています。
IP電話のメリットについて
通話料金の削減について
一般加入電話は、遠方との通話になると、料金が割高になってしまうデメリットがありました。これは電話線の維持費や遠方までの通信費が加算されていたからです。
一方IP電話は、インターネット回線を遠方までずっと伝っていくわけではありません。ネットワーク上で信号をやり取りするため、通信がごくわずかで済みます。特に、同一のサービス同士だと、同一サーバー間で通信が完結するので、通話料が無料になるのです。
拡張性の高さについて
IP電話はPCと連携させることができ、電話がかかってきたときに番号から顧客情報を検索して画面に表示させる、などの拡張機能を利用できます。
顧客管理システムのほかにも、予約管理、自動応答、データ分析、表計算ほか多くのシステムと連携可能です。
機能性の向上について
一般加入電話では、基本的に内線や転送といった機能はありません。IP電話は内線、転送、保留などの機能を標準的に備えており、オフィスの電話設備を簡単に整えることができます。
保守・管理の容易さについて
IP電話は、電話交換機(PBX)を保持する必要がなく、保守管理が容易です。一般加入電話で内線機能のある電話を利用したいなら、PBXと呼ばれる機器を設置し、定期的なメンテナンスを行わなければなりません。
外部業者にメンテナンスを依頼する場合はそのコストも発生するでしょう。IP電話であれば、基本的には提供者がメンテナンスを適宜行っており、利用料金の中にそのコストがふくまれています。
IP電話の導入方法について
クラウドPBXとオンプレミスPBXの違いと選び方
IP電話を導入するには、クラウドPBXまたはオンプレミスPBXを導入するのが一般的です。クラウドPBXは電話端末を用意する必要がなく、スマホやPCにソフトをインストールするだけで利用可能です。初期費用は安いですが、月額利用料が継続的に発生します。
オンプレミスPBXは、企業内部にPBX機を設置するタイプで、導入に高額の費用がかかります。メンテナンス費用が発生しますが、月額料金はかかりません。
導入手順の概要と注意点
IP電話を導入するには、申込をしたのちにサービス提供者との打ち合わせが必要です。アカウント数(席数)、利用する機能などに合わせて導入するプランを検討します。導入の際は利用規模に見合ったプランを選定しましょう。
IP電話機の選び方と設定方法
IP電話を利用するには、内線、転送、保留などの機能に対応した電話機も必要です。IP電話サービス提供側からIP電話機をレンタルしたり、同時に導入できる業者もありますので、相談してみましょう。
もしPCやスマホを利用する場合は必ずしも電話機は必要ありません。その場合はヘッドセットなどの設備を整えましょう。
IP電話の導入前に知っておくべきこと
ネットワーク環境の確認と対応策
IP電話を利用するには、前もってインターネット環境を整えておく必要があります。また、社員ひとりひとりがインターネットを使う上での基礎的な知識を持っていることも重要です。パスワード管理を始めとするネットリテラシーを身に着けておきましょう。
IP電話の導入に必要な帯域幅と計算方法
IP電話の通話品質は、帯域幅によって決まります。回線数が増えると、その分、帯域幅を増やさないと、遅延が発生したり、音声品質が劣化しやすくなります。
音声をデジタル信号に変換するには、G.711(64Kbps)もしくはG.729(8Kbps)のいずれかの方式を使用するのが一般的です。64Kbpsの方が品質が良く、その分、大きな帯域幅が必要となります。現在は、1通話あたりG.711なら100Kbps、G.729なら40Kbpsの帯域を使う、と考えることが多いです。
これを元に、必要とする回線数に合わせた帯域幅が必要です。IP電話の帯域幅だけ大きくしても、インターネット回線の契約が小さな帯域にしか対応していないと、IP電話をうまく使いこなせないことがあります。
くわしくは、IP電話のサービス提供者に相談するのが良いでしょう。
セキュリティの確保と対策方法
IP電話でのセキュリティ対策では、ア基本的には外部からの不正アクセスを防ぐことが重要です。
サービス業者の方でも通信の暗号化や不正アクセスブロックなどの対策をしていますが、不正アクセスの一番の要因となるのはIDとパスワードの流出だと言われます。
東京商工リサーチによると、受信したメールの添付ファイルからウィルスに感染したり、うっかりIDとパスワードを外部へご送信してしまうといった例が大部分を占めています。
日頃からの注意が重要なことが分かりますね。
IP電話の導入後の活用方法
IP電話の機能的な使い方と設定方法
IP電話を導入後は、顧客管理ソフトを始めとするアプリやシステムと連携させ、ビジネスに役立てていくのが良いでしょう。IP電話を契約する時点で、このようなシステムと連携させたプランを選択することもできます。必要に応じて少しずつ機能を増やしていくのも良いでしょう。
顧客情報や企業の機密事項などを扱う際は、ID(アカウント)ごと、部署・チームごとにアクセスできるレベルや範囲を設定し、厳重に管理するのがオススメです。
コミュニケーションの効率化とビジネスへの貢献
IP電話は運用コストが低く、内線通話が無料になることから、社内コミュニケーションを活発にするなど、ビジネスに大きく貢献します。遠方への内線電話も無料で、なおかつ通話品質は劣化しないというメリットがあり、近年ではリモートワークにも広く活用されています。
顧客対応の改善とカスタマーサポートの強化
IP電話は通話録音がかんたんで、録音したデータはPC上で操作できるなど、保管にも適しています。通話中の内容を管理者がモニタリングすることも可能です。対応が長引いているオペレーターがいると、管理者へ通知が飛んだり、管理者からオペレーターへチャットを飛ばすといった機能もあり、コールセンター運営にも最適です。
こうした機能を利用して顧客対応の改善をはかったり、カスタマーサポートを強化するのにも役立つでしょう。
IVRyは最短即日にIP電話番号を取得できます
IP電話番号の取得には、クラウドPBXサービスや無料アプリの利用など複数の方法がありますが、電話自動応答「IVRy(アイブリー)」の導入により、最短即日にIP電話番号を取得できます。
050番号や市外局番、フリーダイヤルも取得可能
「IVRy」では、050番号をはじめ、市外局番、フリーダイヤルまで、さまざまな番号種別の選択肢があり、幅広いビジネスニーズに対応できます。
電話番号種別 | 取得できる電話番号 |
---|---|
IP電話 | 050番号 |
フリーダイヤル | 0120番号、0800番号 |
市外局番 | 東京03番号、大阪06番号をはじめとした全国の市外局番 |
※番号の在庫により、ご希望に添えない場合があります
※050番号の発行は即日、フリーダイヤル・市外局番は数営業日かかります
最短即日から利用できる、IVRy導入の流れ
「IVRy」は、初期費用不要で月額2,980円から利用できるクラウド型のIVR(自動音声応答)サービスを提供しています。以下の4STEPで、簡単に導入可能です。
STEP1:基本情報の入力
アカウント登録ページよりメールアドレス、パスワード、氏名などの基本情報を入力してください。
STEP2:会社情報の入力
会社名、住所などの会社情報を入力してください。アカウント登録が完了すると、すぐにIVRy設定画面を利用できます。
STEP3:分岐ルールの作成
電話対応のルール(分岐)を作成してください。業種やユースケースのテンプレートから作成することもできます。
STEP4:本人確認
「携帯電話不正利用防止法」「犯罪収益移転防止法」に基づき、IVRyのお申し込み時には「本人確認」を行う必要があります。必要情報を入力し、本人確認書類と写真を提出していただくと、最短1〜3営業日で本人確認が完了します。
自動応答(IVR)により電話業務も効率化できる
「IVRy」は、IVRを活用したクラウド型の電話自動応答サービスで、着信時に自動音声ガイダンスが応答し、顧客のボタンプッシュ操作や音声認識に基づいて、適切な案内を自動提供します。
複雑な問い合わせや確認が必要な用件は、音声録音(留守電)やAI電話(ボイスボット)が一次対応し、メールやSMSで内容が通知されるため、電話対応にかかる時間を削減し、業務効率を高めることができます。
PC・スマホから固定電話番号で発信可能
「IVRy」の導入時に「固定電話番号発信オプション」を利用すれば、PCやスマホからIVRyのアプリを使って固定電話番号による発信が可能になります。インターネット環境さえあれば、外出先やリモートワーク中でも固定電話番号を利用できるため、スムーズな顧客対応や電話対応履歴の一括管理に役立ちます。
また、社会的信用度の高い固定電話番号を利用することで、顧客との信頼関係も構築しやすくなるでしょう。
簡単にIP電話を取得したい、電話業務を効率化したい方は、まずは「IVRy」の無料トライアルをお試しください。