営業時間外に携帯へ電話を転送できる。転送電話サービスとは?
転送電話サービスとは、かかってきた電話を、ほかの電話へ転送するサービスのことです。このとき、転送元から転送先への通話料は、転送電話サービスの契約者が負担します。固定電話、携帯電話・スマートフォンの各事業者が提供しているほか、インターネット電話にも転送電話サービスがあります。
また、事業者と契約しなくても、転送機と呼ばれる電話転送装置を経由すると、かかってきた電話を転送することができます。申込や契約時には本人確認が必要です。クレジットカードを使うと本人確認がカンタンに済むサービスもあります。
転送電話サービスの設定
転送電話サービスには、かかってきた電話を一律で転送する、何回か着信音が鳴って出ないとき転送する、など、使い方に合わせて設定ができるものがあります。ほかには、話し中の場合は転送する、特定の電話番号からかかってきたら転送する、電源がオフになっていたり圏外にいるときに転送する、時間帯を指定して転送する、など希望の条件に合わせて転送の仕方を設定できるものも。
これらの設定は、インターネットやガイダンスによる電話操作で、いつでも変更が可能です。設定方法については、契約回線の会社に問い合わせてみてください。
NTTの転送電話サービス
NTTをはじめとする固定電話、ひかり電話などでは「ボイスワープ」という名称で転送電話サービスが提供されています。
固定電話の場合、住宅用が月額550円(税込)、事務所用が月額880円(税込)の基本使用料がかかります。
固定電話の場合、転送電話サービスの工事費は不要ですが、固定電話をまだ導入していない場合は、契約料880円、工事費が最大2万円程度、プランによっては施設設置負担金が39,600円かかります。また、固定電話自体の月額基本使用料が1,595~3,025円です。
ひかり電話の場合、住宅用・事務所用かかわらず月額550円(税込)の使用料がかかるほか、工事費が1,100円(税込)かかります。ひかり電話自体の導入には、契約料が880円、工事費が10,000~25,000円程度かかります。ひかり電話の月額使用料は、プランによって異なりますが550~4,290円(税込)です。
なお、ISDN回線でも転送電話サービスを利用できますが、ISDN回線は2024年にサービス終了が予定されています。現在ISDN回線で転送電話サービスを利用中の方は、期限内に切替などの対応が必要です。
携帯電話・スマートフォン等モバイル事業者の転送電話サービス
モバイル事業者各社も転送電話サービスを提供しており、それぞれ、ドコモは「転送でんわサービス」、auは「着信転送サービス」、ソフトバンクは「転送電話」、楽天モバイルは「着信転送」という名称です。
各社ともに月額使用料は無料です。申込が必要な場合と、契約時に自動的に転送電話サービスにも加入している場合があります。いずれの携帯電話・スマートフォンでも、月額使用料や契約料、事務手数料などが必要です。
インターネット電話の転送電話サービス
インターネット電話とは、インターネット回線を利用した電話のことで、アプリやブラウザで使用できます。LINEやSkype、Viberなどを利用した通話がインターネット電話に当たります。インターネット電話各社の転送電話サービスは、各社が独自に料金体系を構成しています。詳しくは各社へおたずねください。
転送機の転送電話
転送機とは、電話を転送するための装置です。事務所に転送機を設置したり、転送機が内臓された内線電話などで使用できます。転送機を使う場合、転送機の導入費用や、月額のレンタル使用料がかかります。
転送電話サービスは、外出先や話し中でも電話を受け取ることができるなど、ビジネスチャンスを逃さない便利なサービスです。普段利用している回線で電話転送サービスが利用できるか確認した上で、ぜひ活用してみましょう。
自動転送の設定が可能なIVRy
IVRyは、幅広い業界に導入実績のある電話自動応答サービスです。
自由に分岐を作成でき、特定の番号に転送させたり、設定したテキストに合わせて音声を読み上げたりすることができます。
加えて、営業時間の設定が可能です。事前に設定した営業時間を過ぎると、自動で設定を切り替えることができます。例えば、営業時間が過ぎたら特定の担当者の携帯電話に転送をしたり、営業時間外を知らせる音声読み上げを設定したり、分岐によってはSMSでメールの宛先を案内することなども可能です。
IVRyを駆使して、電話業務の効率化や、生産性の向上を実現することができます。幅広い業種で、多くの事例がありますので、興味のある方は無料でダウンロードできる資料をご覧ください。