【2025年】クラウド型ビジネスフォン比較15選!おすすめや選び方を徹底解説

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従来のビジネスフォンに代わる新しい選択肢として、多くの企業で導入が進む「クラウド��型ビジネスフォン」。本記事では、クラウド型ビジネスフォンの仕組みやメリット・デメリットから、自社に合ったサービスの選び方、具体的な比較ポイントまで、わかりやすく解説します。

従来のビジネスフォンに代わる新しい選択肢として、多くの企業で導入が進む「クラウド型ビジネスフォン」。本記事では、クラウド型ビジネスフォンの仕組みやメリット・デメリットから、自社に合ったサービスの選び方、具体的な比較ポイントまで、わかりやすく解説します。

クラウド型ビジネスフォン(クラウドPBX)とは?従来のビジネスフォンとの違いも解説

クラウド型ビジネスフォン(クラウドPBX)とは、従来オフィス内に設置していたPBX(構内交換機)の機能を、クラウド上のサーバーを通じて提供する電話サービスです。インターネット回線を利用するため、物理的な交換機や複雑な配線工事は不要になります。

従業員はスマートフォンやPCに専用アプリをインストールするだけで、場所を問わず会社の番号で発着信したり、内線通話を利用したりすることが可能です。

クラウド型ビジネスフォンの仕組みと主な機能

クラウド型ビジネスフォンは、ベンダーが管理するクラウド上のPBXサーバーにインターネット経由でアクセスし、電話機能を利用する仕組みです。これにより、従来のビジネスフォンが持つ内線・外線機能はもとより、IVR(自動音声応答)や通話録音、CRM(顧客管理システム)連携といった高度な機能も、手軽に利用できるのが大きな特徴です。

クラウド型ビジネスフォンを導入する3つのメリット

クラウド型ビジネスフォンへの移行は、コスト削減だけでなく、働き方の多様化や業務効率の向上にも繋がります。ここでは、導入によって得られる主要なメリットを3つのポイントで紹介します。

メリット1. 初期費用・通信コストを大幅に削減できる

クラウド型ビジネスフォン最大のメリットは、コスト削減効果にあります。高額なPBX主装置の購入や設置工事が不要なため、従来のビジネスフォンで数十万円以上かかっていた初期費用を大幅に削減できます。

また、インターネット回線を利用することで、拠点間や従業員同士の通話は無料の内線扱いとなります。月額利用料は発生しますが、通信コスト全体で見れば、大幅な削減が期待できるでしょう。

メリット2. テレワークなど多様な働き方に柔軟に対応できる

インターネット環境さえあれば、従業員はスマートフォンやPCを使い、場所を選ばずに会社の番号で電話業務を行えます。これにより、テレワークや在宅勤務、サテライトオフィスでの業務も円滑に進められます。

オフィスの物理的な配線に縛られないため、移転やレイアウト変更が容易になる点も大きな利点です。

メリット3. 豊富な機能と外部連携で電話業務を効率化できる

クラウド型ビジネスフォンでは、IVR(自動音声応答)や全通話録音、Web電話帳といった、電話業務の効率を飛躍的に向上させる機能を手軽に利用できます。

特に、CRM(顧客管理システム)やチャットツールとの連携は強力です。着信時に顧客情報をPC画面へ表示したり、通話履歴を自動で記録したりすることで、従業員はより価値の高い業務に集中できるようになります。

クラウド型ビジネスフォンを導入するデメリット

多くのメリットがある一方、クラウド型ビジネスフォンには注意すべき点もあります。導入後に後悔しないよう、3つのデメリットとその対策を解説します。

デメリット1. 音質がインターネット環境に依存する

クラウド型ビジネスフォンの通話品質は、利用するインターネット回線の速度や安定性に大きく左右されます。ネットワーク環境が悪い場合、音声の途切れやノイズ、遅延が発生する可能性があります。

対策としては、安定した通信が可能な光回線を利用することや、多くのユーザーが同時に接続する時間帯でも十分な帯域を確保することが重要です。

デメリット2. 既存の電話番号が引き継げないケースがある

利用中の電話番号を、クラウド型ビジネスフォンでそのまま利用できる「番号ポータビリティ」に対応していないサービスも存在します。電話番号の変更は、顧客への周知や各種印刷物の修正など、大きな負担となるため、契約前に必ず確認が必要です。

特に、NTTのアナログ回線で取得した電話番号を特定のサービスで利用する場合、番号ポータビリティの条件が複雑なケースもあるため、注意が必要です。

デメリット3. セキュリティ対策が別途必要になる

インターネット経由でサービスを利用する以上、不正アクセスや情報漏洩といったセキュリティリスクへの対策は必須です。

信頼できるサービスを選ぶには、第三者機関によるセキュリティ認証(例:ISMS認証)を取得しているかどうかが一つの基準となります。また、通信の暗号化やアクセス制限といった機能の有無も確認しましょう。

クラウド型ビジネスフォンの選び方

自社に最適なクラウド型ビジネスフォンを選ぶためには、いくつかのステップを踏んで検討することが大切です。ここでは、選定における4つのステップを紹介します。

STEP1. 自社の規模や解決したい課題

まずは、自社の現状を正確に把握することがスタート地点です。電話を利用する従業員数、拠点数、1日の平均的な通話量を洗い出しましょう。

その上で、「電話の取次ぎに時間がかかっている」「テレワークに対応できる電話環境がない」といった、現状の電話業務における課題を明確にします。これにより、導入すべきサービスの規模感や必要となる機能が見えてきます。

STEP2. 利用環境や利用可能なデバイス

次に、従業員が実際にサービスを利用する環境を確認します。オフィスではどのようなインターネット回線を利用していますか? テレワーク中の従業員の自宅のネットワーク環境は安定しているでしょうか?

また、利用するデバイス(スマートフォン、PC、IP電話機など)と、検討しているサービスが提供するアプリやソフトウェアとの相性も重要です。無料トライアルなどを活用し、実際の環境で問題なく動作するかをテストしましょう。

STEP3. サポート体制や導入実績

万が一のトラブル時に、迅速で的確なサポートを受けられるかは非常に重要です。サポートの対応時間(平日日中のみ、24時間365日など)や、問い合わせ手段(電話、メール、チャット)を確認しましょう。

また、自社と同じ業種や、似たような規模の企業での導入実績が豊富かどうかも、信頼できるベンダーを見極める上での参考になります。

STEP4. セキュリティや支払い方法

セキュリティ要件は、企業の信頼性に直結します。ISMS認証などの客観的な指標に加え、どのようなセキュリティ対策が講じられているかを具体的に確認しましょう。

料金体系も重要な比較ポイントです。初期費用と月額料金の内訳、オプション料金、最低利用期間などを詳細に比較し、3年〜5年といった中長期的な視点で総所有コスト(TCO)を算出することが、賢い選択に繋がります。

【目的別】クラウドビジネスフォンのおすすめ比較ポイント

選び方のステップを踏まえた上で、さらに具体的にサービスを比較検討するための4つのポイントを解説します。これらのポイントに沿って各サービスを評価することで、より自社に合った選択が可能になります。

ポイント1. 料金体系と総所有コスト(TCO)

クラウド型ビジネスフォンの料金は、主に「初期費用」と「月額料金」で構成されます。月額料金は、ID数に応じた従量課金制と、一定のユーザー数までをカバーする段階的定額制に大別されます。

見た目の料金だけでなく、自社に必要な機能(通話録音、IVRなど)が標準搭載されているか、有料オプションかを必ず確認しましょう。将来的な人員増加も考慮し、長期的な視点で総所有コスト(TCO)を比較することが大切です。

ポイント2. 機能の網羅性と操作性

自社の課題解決に必要な機能が揃っているかを確認します。例えば、営業部門が中心ならCRM連携機能、コールセンター業務があるならIVRや通話モニタリング機能が重要になります。

また、機能が豊富でも、従業員が使いこなせなければ意味がありません。管理画面やスマートフォンアプリが直感的で分かりやすいか、無料トライアルなどを活用して実際に操作性を確かめましょう。

ポイント3. 導入・運用時のサポート体制

導入時の初期設定サポートから、運用開始後のトラブル対応まで、ベンダーのサポート体制はサービスの品質を左右します。

特に、小規模な企業で情報システム担当者がいない場合は、設定代行や操作トレーニングなど、手厚いサポートを提供しているベンダーを選ぶと安心です。障害発生時の対応フローや連絡手段も、事前に確認しておきましょう。

ポイント4. セキュリティと外部システム連携

企業の重要な通信インフラを預ける上で、セキュリティ対策の確認は不可欠です。ISMS認証の有無は、信頼性を測る客観的な指標となります。

また、現在利用しているCRMやチャットツールと連携できるかも重要なポイントです。API連携の可否や、具体的にどのような連携が可能かを確認することで、導入後の業務効率化のイメージがより明確になるでしょう。

クラウド型ビジネスフォンの費用相場

クラウド型ビジネスフォンの導入にかかる費用は、サービスの提供形態や機能、利用規模によって大きく異なります。ここでは、一般的な費用相場について解説します。

導入にかかる費用(初期費用)

初期費用は、0円から数万円程度が相場です。キャンペーンなどで無料になるケースも多いですが、別途、番号ポータビリティの手数料や、IP電話機を購入する場合はその費用がかかることがあります。

従来のビジネスフォンのように数十万円規模の工事費がかかることはほとんどなく、導入のハードルは非常に低いと言えるでしょう。

運用にかかる費用(月額料金)

月額料金は、1IDあたり月額1,000円〜3,000円程度が相場です。これに加えて、利用する電話番号の維持費や、通話録音などのオプション機能の料金、そして実際にかけた電話の通話料が発生します。

料金プランはベンダーによって様々で、一定のID数までなら料金が変わらないプランや、通話料込みのプランなどもあります。自社の利用状況に合わせて最適なプランを選ぶことが、コスト削減の鍵です。

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アイブリー第2編集部のプロフィール画像

アイブリー第2編集部

(株式会社IVRy / アイブリー第2編集部)

アイブリー編集部です。電話に関する様々な情報をわかりやすく解説します。 【アイブリーとは?】 アイブリーは1日100円から利用できる電話自動応答サービス(IVRシステム)です。自由な分岐設定と自動応答・SMS返信・電話の転送(リダイレクト)・録音機能を活用し、営業電話・顧客からの問い合わせ・注文・予約等の様々なシーンを自動化します。また、営業時間内と営業時間外でルールを変えることや、電話履歴の確認や顧客登録機能等、多数の便利な機能が存在しています。

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