「+1」から始まる電話に出てしまいましたが、高額な料金は発生しますか。
最終更新日:

【回答】
電話に出ただけですぐに高額な料金が発生する可能性は低いでしょう。
「+1」はアメリカやカナダからの国際電話を示す国番号ですが、近年では折り返しを狙った国際ワン切り詐欺や、自動音声による架空請求詐欺に悪用されるケースが頻発しているため注意が必要です。
心当たりのない番号には出ないようにし、万が一出てしまった場合でもすぐに電話を切り、決して折り返さないようにしましょう。
「+1」からの電話に出るリスク
「+1」から始まる不審な電話に出てしまうと、次のようなリスクに繋がるおそれがあります。
- 国際ワン切り詐欺: 着信履歴を残して折り返し電話を促す手口です。高額な通話料が設定された特殊な番号へ誘導され、意図せず高額請求に繋がる危険があります。
- 架空料金請求詐欺: 大手企業や公的機関をかたり、「未納料金がある」などの自動音声ガイダンスで金銭をだまし取ろうとする手口です。
- 迷惑電話の増加: 電話に出てしまうことで「現在使われている電話番号」だと相手に認識され、今後さらに詐欺やセールスの電話が増えるおそれがあります。
今すぐできる具体的な対策
対策方法 | 具体的な内容 |
---|---|
無視・折り返さない | 知らない国際電話には出ず、着信履歴が残っても絶対に折り返さないことが最も効果的です。 |
着信拒否設定 | スマートフォン本体の機能や、後述するキャリアのサービスを利用して特定の番号からの着信をブロックします。 |
キャリアの迷惑電話対策サービス | 各キャリアが提供する有料・無料のサービスを利用し、特定の番号からの着信を根源から断ちます。(例:ドコモ「迷惑電話ストップサービス」など) |
国際電話の発着信休止 | 国際電話の利用予定がなければ、契約している通信事業者に依頼して、国際電話の発信・着信自体を停止させることができます。 |
専門機関への相談 | 万が一金銭を支払ってしまったり、執拗な電話に悩まされたりした場合は、速やかに警察相談専用電話(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談してください。 |