迷惑電話はどこに通報すべき?相談窓口・通報基準を解説

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執筆者 : IVRy編集部
迷惑電話は日常生活に大きなストレスをもたらす深刻な問題です。しつこい迷惑電話に対して、「通報すべきか」と悩む方もいるでしょう。迷惑電話の通報先や通報基準は、電話の内容・状況によって異なります。この記事では�、迷惑電話の通報先と相談窓口、通報すべきケースの判断基準、通報時の注意点、そして通報前にできる対策を詳しく解説します。

迷惑電話は日常生活に大きなストレスをもたらす深刻な問題です。近年は手口が巧妙化しており、特殊詐欺などの被害も後を絶ちません。そんな中、しつこい迷惑電話に対して、「通報すべきか」と悩む方もいるでしょう。迷惑電話の通報先や通報基準は、電話の内容・状況によって異なります。

この記事では、迷惑電話の通報先と相談窓口、通報すべきケースの判断基準、通報時の注意点、そして通報前にできる対策を詳しく解説します。迷惑電話の悩みから解放され、安心できる環境を整えましょう。

迷惑電話の通報先は?主な相談窓口と通報基準

迷惑電話はその内容や被害の深刻さによって、適切な通報・相談先が異なります。状況に応じて、以下の窓口を利用しましょう。

緊急性がある場合:緊急通報ダイヤル「110番」

「110番」は、事件や事故など緊急性の高い事案に対応する警察の緊急通報ダイヤルです。特殊詐欺、脅迫、ストーカー行為など、命や財産に危険が及ぶ恐れがある迷惑電話は、ためらわず110番に通報しましょう。

ただし、一部のIP電話や通信アプリからは、110番に発信できない場合があるため注意してください。

参考:警視庁「こんなときこそ110番
【関連記事】:050(IP電話)は緊急電話ができない!?対処法をご紹介

緊急性がない場合:警察相談専用ダイヤル「#9110」

「#9110」は、全国共通の警察相談ダイヤルで、発信地域の警察本部などの相談窓口につながります。犯罪かどうか判断できない場合や、安全に不安を感じたときに相談できる窓口です。

相談内容に応じて、指導や助言、相手への警告、場合によっては検挙といった措置が取られます。実際に、「#9110」への相談により、オレオレ詐欺の犯人グループが検挙された例も報告されています。

参考:政府広報オンライン「警察に対する相談は警察相談専用電話 「#9110」番へ

消費者トラブルの場合:消費者ホットライン「188」

消費者ホットライン「188」 は、消費者トラブルに関する相談を受け付ける全国共通の電話番号です。最寄りの消費生活センターにつながり、悪質な勧誘や契約トラブル、料金問題などについて、専門の相談員がアドバイスを行います。

被害が発生していない段階でも相談でき、必要に応じて弁護士や専門機関への紹介も受けられます。

参考:消費者庁「消費者ホットライン

迷惑電話はすぐに通報すべき?判断基準を解説

迷惑電話がかかってきたとき、「これは通報すべき?」と迷う方も多いでしょう。通報の必要性は、電話の内容や悪質性によって判断できます。次のようなケースに当てはまる場合は、早めの相談・通報を検討しましょう。

  • 金銭を要求された(振り込め詐欺など)
  • 暴言や脅迫的な発言があった
  • 断ったのにしつこい勧誘や営業が続いている
  • 身に覚えのない請求や強引な契約を迫られた
  • 生命の危機を感じる発言やストーカー行為があった


これらの迷惑電話は違法、または犯罪の可能性があるため、警察や消費者ホットラインへの相談・通報が推奨されます。迷った場合でも、相談することで状況を整理でき、適切な対処法が見つかることがあります。

また、直接相談したい場合は、最寄りの警察署や交番でも対応しています。

迷惑電話を通報するときの準備と注意点

迷惑電話を通報する際は、以下の点に注意して、可能な限り正確な情報を提供できるように準備しましょう。

1. 状況を整理しておく

迷惑電話を通報する前に、発信元の電話番号や着信日時をはじめ、会話の内容や相手の要望、声のトーンや話し方、性別、年齢層といった特徴を整理しておきましょう。

また、通話中に聞こえた背景音(雑踏や音楽など)も貴重な情報となります。これらを事前にまとめておくことで、スムーズな情報提供につながります。

2. 証拠をできるだけ残しておく

迷惑電話に関する証拠の保全も重要です。可能であれば、通話内容を録音しておきましょう。着信履歴も削除せずに保存しておくことで、正確な日時や発信元を伝えられます。

さらに、契約書や請求書など、迷惑電話に関連する資料があれば保管しておきます。これらの証拠は、通報時の状況説明に役立つだけでなく、問題解決のための重要な手がかりとなります。

関連記事:【弁護士監修】コールセンターに録音の開示義務はある?違法性の有無や注意点を解説

3. 事実に基づいた情報を伝える

迷惑電話を通報する際は、事実に基づいた正確な情報提供が肝心です。誤った情報を伝えると、警察や専門機関の調査に支障をきたす恐れがあります。

また、虚偽の通報は、「偽計業務妨害罪」や「軽犯罪法違反」に問われる可能性があるため、注意が必要です。記憶が曖昧な場合や確証が持てない情報については、不確かであることを必ず伝えましょう。

迷惑電話の着信を防ぐ!通報前に試したい迷惑電話対策

悪質な迷惑電話には通報も有効な手段ですが、適切な対策を行うことで迷惑電話の着信自体を減らせる可能性があります。特に、しつこい営業電話、非通知電話、国際電話、ワン切りなどには、以下の対策が効果的です。

1. 着信拒否設定をする

迷惑電話対策として、まず試したいのが着信拒否設定です。ほとんどのスマートフォンには基本機能として備わっており、設定することで特定の番号や非通知番号からの着信をブロックできます。固定電話でも、機種によって同様の機能が搭載されていることがあります。まずは、取扱説明書などを確認してみましょう。

2. 留守番電話を設定する

発信元が不明な電話は、留守番電話で対応するのが効果的です。電話帳に登録されていない番号や非通知番号、国際電話からの着信にはすぐに応答せず、留守番電話に任せることで、不要なトラブルを回避できます。

相手がメッセージを残した場合や、安全な電話番号であることが確認できた場合にのみ、必要性を判断して折り返しの連絡を検討しましょう。

3. 迷惑電話ブロックサービスを利用する

より確実に迷惑電話を防ぎたい場合は、契約している通信事業者の迷惑電話ブロックサービスを活用しましょう。多くの事業者では、迷惑電話のデータベースをもとに、迷惑電話番号を自動で識別し、着信をブロックするオプションサービスを提供しています。

特に、詐欺電話や悪質な営業電話などを自動的に遮断できるため、被害のリスクを減らすことができます。

4. 電話自動応答サービス(IVR)を活用する

迷惑電話対策として、電話自動応答サービス(IVR)の導入も効果的です。IVRは、電話の着信時に音声ガイダンスが応答し、内容に応じた対応を自動で行うシステムです。

IVRを導入すると、迷惑電話のフィルタリングや特定番号の着信拒否が可能となり、必要な電話だけを選別して対応できます。迷惑電話に対応する時間や精神的な負担も軽減され、より快適な環境が整えられるでしょう。頻繁な迷惑電話に悩んでいる場合は、IVRの導入も検討してみてください。

【関連記事】:営業電話のストレスが激減!自動音声応答(IVR)の活用法と選び方

迷惑電話の通報に関するよくある質問

Q1:迷惑電話はすべて通報した方が良いですか?

A1:迷惑電話が悪質で危険を感じる内容であれば、警察や消費者ホットラインへの通報を検討しましょう。営業電話や国際電話、ワン切りなどは、着信拒否設定などの対策で減らせる可能性があります。

それでもしつこく続く場合や不安を感じる場合は、「#9110」や「188」へ相談し、適切な対処法を確認すると安心です。


Q2:迷惑電話を通報できるサイトはありますか?

A2:迷惑電話データベースサイトでは、ユーザーが電話番号や迷惑電話の内容を投稿(報告)することで、情報がデータベースに追加される場合があります。

ただし、これらのサイトはあくまでユーザー同士が情報を共有する場であり、正式な通報窓口ではないことを確認しておきましょう。


Q3:迷惑電話の通報は匿名でも可能ですか?

A3:犯罪の可能性がある迷惑電話を警察に通報する場合、氏名や連絡先などの個人情報を求められる可能性があります。一方、警察相談専用ダイヤル「「#9110」や消費者ホットライン「188」では、匿名での相談が可能です。


Q4:迷惑電話に出てしまったらどうすれば良いですか?

A4:迷惑電話に出てしまった場合は、相手の話に反応せず、すぐに通話を終了するのが基本です。不用意に個人情報を伝えないよう注意しましょう。

もし、不審な内容や危険を感じた場合は、上記で解説した窓口へ相談することをおすすめします。


Q5:通報したら迷惑電話はかかってこなくなりますか?

A5:通報によって迷惑電話が完全になくなるとは限りませんが、悪質な業者に対する警告や抑止力となる場合があります。

迷惑電話の着信を確実に減らすには、着信拒否設定や留守番電話設定、各種サービスを活用するなどの対策を講じることが効果的です。

迷惑電話は年々増加傾向にあり、私たちの日常生活を脅かす存在となっています。被害を未然に防ぐためには、自己防衛対策を積極的に実践することが大切です。

しかし、対策で解決しない、または犯罪の可能性があると感じた場合は、本記事の内容を参考に早めに相談・通報を検討してください。迷惑電話の悩みやストレスを解消し、安心して過ごせる毎日を目指しましょう。

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STEP2:会社情報の入力

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STEP3:分岐ルールの作成

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IVRy編集部

(株式会社IVRy / IVRy編集部)

IVRy編集部です。電話に関する様々な情報をわかりやすく解説します。 【IVRyとは?】 IVRy(アイブリー)は1日100円から利用できる電話自動応答サービス(IVRシステム)です。自由な分岐設定と自動応答・SMS返信・電話の転送(リダイレクト)・録音機能を活用し、営業電話・顧客からの問い合わせ・注文・予約等の様々なシーンを自動化します。また、営業時間内と営業時間外でルールを変えることや、電話履歴の確認や顧客登録機能等、多数の便利な機能が存在しています。

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