任天堂の「カスハラ」に対する方針とは?具体的な定義も紹介

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任天堂の修理サービス規程/保証規程には「カスタマーハラスメントについて」という項目があります。これは顧客からの過度な要求に対処するためのもので、2022年10月19日に追加されました。任天堂はどのような行為をカスタマーハラスメントと定義したのでしょうか。

任天堂の修理サービス規程/保証規程には「カスタマーハラスメントについて」という項目があります。 これは顧客からの過度な要求に対処するためのもので、2022年10月19日に追加されました。 任天堂はどのような行為をカスタマーハラスメントと定義したのでしょうか。

カスタマーハラスメントとは

カスタマーハラスメントは、商品やサービスを利用する客が従業員に対して、正当な理由がない過度な要求をするなどの不当な行為や、暴行や脅迫などの違法な行為といった、著しい迷惑行為を指します。

近年、客という立場を利用して、不当な要求をすることが問題となっており、労働環境を守るためにその対策の必要性が高まっている問題です。

任天堂のカスハラに対する方針とは

任天堂は、「お客様のご要望を実現するための手段として、社会通念上相当な範囲を超える行為を行うことはご遠慮ください」と、カスタマーハラスメントの項目の冒頭で述べています。

以下は任天堂が具体的に示したカスタマーハラスメントに該当する行為の一例です。

  • 威迫・脅迫・威嚇行為
  • 侮辱、人格を否定する発言
  • プライバシー侵害行為
  • 保証の範囲を超えた無償修理の要求など、社会通念上過剰なサービス提供の要求
  • 合理的理由のない当社への謝罪要求や当社関係者への処罰の要求
  • 同じ要望やクレームの過剰な繰り返し等による長時間の拘束行為
  • SNSやインターネット上での誹謗中傷

これらの行為が認められた場合は、交換や修理を断る場合があり、悪質だと判断した場合は、警察や弁護士に相談のうえ、適切な対処をするとしています。

“神対応”で知られる任天堂でもカスハラは無縁ではない

任天堂のカスタマーサポートは、度々“神対応”と称され、ファンから愛される企業ですが、カスハラという現代の課題には無縁ではありません。顧客の期待に応えることが大切である一方で、従業員に過度な負担がかからないよう、カスハラに対しては適切な対応が求められます。任天堂は、顧客満足を追求しつつ、従業員の保護も両立させる姿勢を明確に示しています。

参照:カスタマーハラスメントについて(任天堂)

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電話でのカスハラ対策ならアイブリー

電話でカスハラに対策するなら、電話自動応答サービス「アイブリー」がおすすめです。アイブリーは、かかってきた電話に自動で対応し、「〇〇のお問合せは1番を押してください…」と案内するシステムを提供しています。

電話によるカスハラ対策には、こうしたテクノロジーを活用する方法が効果的と言われており、事前のカスハラ防止に役立つほか、万が一、法的措置を取ることになった際にも有効的です。

自動で音声録音される

アイブリーではすべての電話を録音しており、なにかあった時には改めて聞き返して確認したり、万が一の際に証拠として利用することもできます。録音データはクラウド上で安全に管理されているため、いつでもアクセスできます。

通話の履歴は日時順、顧客順というように、用途に合わせて確認できるので、顧客ごとに電話の件数をチェックしたり、今日1日でどんな電話があったか、と振り返るなど、必要なデータをすぐに見つけることができます。

自動音声ガイダンスで相手を待たせない

アイブリーは、かかってきた電話に自動で対応し、AIによる音声ガイダンスが流れる仕組みになっています。相手を長時間待たせることがないので、カスハラの防止になるほか、顧客にとっては利便性が高まることになり、顧客満足度向上も期待できます。

担当部署へ自動転送できる

アイブリーは、用件に応じて適切な部署に電話を転送できる機能を備えています。発信者がガイダンスに従って番号を選ぶと、指定された部署に自動で電話が転送されます。

顧客にとっては待ち時間が短縮され、何度も同じことを繰り返し説明する必要がなくなるため、クレームやカスハラの防止にも効果的です。

顧客対応履歴を残してスムーズに対応

アイブリーでは、かかってきた電話番号ごとに、自動的に電話履歴が記録されます。過去の通話履歴を見ながら対応できるので、つねにスムーズな対応ができます。誰が電話に出ても安定した対応ができるので、カスハラやクレームを防ぐのにつながります。

東京都の事業者ならカスハラ奨励金を適用できる場合も

東京都内の中小企業は、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策に関するマニュアルを整備した上で要件を満たすことで、奨励金(40万円)の受給を申請できます。

また、カスハラ対策として電話自動応答の「アイブリー」を対象プランを新規契約すると、受給要件のひとつである「AIを活用したシステム等の導入」として認められる場合があります。

この奨励金は「カスタマーハラスメント防止対策推進事業企業向け奨励金」と呼ばれるもので、事業者に東京都カスタマー・ハラスメント防止条例による措置を浸透させることを目的としています。

対象となる事業者は「常時雇用する従業員が300人以下の都内中小企業等」で、その他いくつかの要件を満たす必要があります。また、カスハラ対策に関するマニュアルの整備し、実践的な取り組みとして「録音・録画環境の整備」、「AIを活用したシステム等の導入」「外部人材の活用」のいずれかを実施している場合に限られます。

取り組みのひとつである「AIを活用したシステム等の導入」として、アイブリーの対象プランの新規契約を検討してみてはいかがでしょう。

まずはアイブリーのサービス資料をご覧いただき、担当者にご相談ください。

東京都のカスハラ奨励金を利用するために

東京都のカスハラ奨励金を受給する要件のひとつとして、アイブリーの導入を適用できる可能性があります。アイブリーの各機能が電話応答でのカスハラ対策をサポートします。

たとえば、

・暴言・罵声による従業員の精神的負担

・長時間拘束・理不尽な要求や言った・言わないのトラブル

・悪質なリピートコール

には、それぞれアイブリーに備わっている

・AI電話代行サービス(感情に左右されないAIが対応)

・音声録音・文字起こし・AI要約(履歴の確認や情報共有を効率化)

・ブラックリスト設定(特定の番号からの着信をブロック)

といった機能を活用いただくことで、社内のカスハラ対策を推し進めることができます。

アイブリーにはこうした企業のカスハラ対策を後押しする「アイブリーカスハラ対策応援パッケージ」があり、2つのプランをご用意しています。

ぜひ、アイブリーのサービス内容をわかりやすく解説した資料をご覧ください。

資料をダウンロードする(無料)

※奨励金の支給可否は、東京都の審査に基づき決定されます。申請要件の詳細は必ず公式サイトをご確認ください。

参考:東京都 カスタマーハラスメント防止対策推進事業企業向け奨励金

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アイブリー編集部

(株式会社IVRy / アイブリー編集部)

アイブリー編集部です。電話に関する様々な情報をわかりやすく解説します。 【アイブリーとは?】 アイブリーは1日100円から利用できる電話自動応答サービス(IVRシステム)です。自由な分岐設定と自動応答・SMS返信・電話の転送(リダイレクト)・録音機能を活用し、営業電話・顧客からの問い合わせ・注文・予約等の様々なシーンを自動化します。また、営業時間内と営業時間外でルールを変えることや、電話履歴の確認や顧客登録機能等、多数の便利な機能が存在しています。

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