NTT電話の転送サービスとは?種類、料金、設定方法など
NTT電話の転送サービスは、一般加入電話(固定電話)の「ボイスワープ」、ISDN回線の「INSボイスワープ」、ひかり電話の「ひかり電話ボイスワープ」があります。一般加入電話・ISDN回線は2024年にサービス終了が予定されていますので、対象の方は切替などの準備が必要です。ここでは、NTT電話の転送サービスについて、それぞれ解説します。
NTT一般加入電話(固定電話)の「ボイスワープ」とは?
NTTの一般加入電話用の電話転送サービスはボイスワープと言います。月額使用料が、個人用で550円(税込)、事務用で880円(税込)かかります。契約中の電話から転送先への通話料は、ボイスワープ契約者が負担することになります。
契約中の電話から「142」にダイヤルするか、PCやスマートフォンのインターネット操作で、転送の設定ができます。かかってきた電話や登録した電話番号からの電話をすべて転送する「無条件転送」、何回かコール音が鳴った後に出なかったら転送する「無応答時転送」、話し中のときに転送する「話中時転送」、コール音が鳴る秒数、転送の開始・停止など、いつでも自由に変更でき、これらを組み合わせて使用することも可能です。
加入電話の「ボイスワープ」設定方法
転送したい電話番号を登録する方法は下記の通りです。
- 「142」をプッシュ
- 続いて「2」をプッシュ
- 転送先の番号をプッシュ
- 完了を知らせるガイダンスが流れます。
呼び出し回数を設定する方法は下記の通りです。
- 「142」をプッシュ
- 続いて「3」をプッシュ
- 呼び出し回数(0〜9)をプッシュ
- 完了を知らせるガイダンスが流れます。
設定した電話転送を開始する方法は下記の通りです。
- 「142」をプッシュ
- 続いて「1」をプッシュ
- 完了を知らせるガイダンスが流れます。
電話転送を停止する方法は下記の通りです。
- 「142」をプッシュ
- 続いて「0」をプッシュ
- 完了を知らせるガイダンスが流れます。
NTTのISDN回線の「INSボイスワープ」とは?
NTTのISDN回線用の電話転送サービスは「INSボイスワープ(ISDNボイスワープ)」と言います。月額使用料が、個人用で550円(税込)、事務用で880円(税込)かかります。ISDN回線は、一般加入電話同様に2024年にサービス終了が予定されていますので、現在利用中の方は切替などの準備が必要です。
INSボイスワープは、契約中の電話から「1422」にダイヤルするか、PCやスマートフォンのインターネット操作で設定できます。設定の種類は一般加入電話のボイスワープ同様で、無条件転送、無応答時転送、話中時転送などを自由に組み合わせできるほか、コール音が鳴る秒数、転送の開始・停止など、いつでも変更が可能です。
ISDN回線での「ボイスワープ」設定方法
転送開始の前に、転送先の番号を設定します。
- 「1422」をプッシュ
- 転送先の番号をプッシュ
- 完了を知らせるガイダンスが流れます。
転送開始にあたっては、いくつかの方法があります。プッシュの仕方によって、どのような形で転送するかを決めることができます。
- 「14211」をプッシュ:無条件転送
- 「14212」をプッシュ:無応答転送
- 「14213」をプッシュ:話し中転送
- 「14214」をプッシュ:無応答および話し中転送
転送設定を終了する方法は、以下のとおりです。
- 「1420」をプッシュ
NTTのひかり電話の「ひかり電話ボイスワープ」とは?
NTTのひかり電話用の転送サービスは「ひかり電話ボイスワープ」と言います。月額使用料は550円(税込)で、初めてひかり電話ボイスワープを使う時には工事費が1,100円(税込)かかります。一般加入電話用のボイスワープと同様に、契約中の電話から「142」にダイヤルするか、PCやスマートフォンからインターネット操作で設定の変更が可能です。
ひかり電話での「ボイスワープ」設定方法
転送開始の前に、転送する番号を設定します。
- 「142」をプッシュ
- 「2」をプッシュ
- 転送先の電話番号をプッシュ
- 「1」をプッシュして終了
転送を開始する際には、転送方法に合わせて設定方法が異なります。無条件転送を開始する方法は以下のとおりです。
- 「142」をプッシュ
- 「1」をプッシュ
- 「1」をプッシュ
無応答転送を開始する場合は以下のとおりです。
- 「142」をプッシュ
- 「1」をプッシュ
- 「2」をプッシュ
話し中転送を開始する場合は以下のとおりです。
- 「142」をプッシュ
- 「1」をプッシュ
- 「3」をプッシュ
無応答および話し中転送を開始する場合は以下のとおりです。
- 「142」をプッシュ
- 「1」をプッシュ
- 「4」をプッシュ
転送を終了する方法は以下のとおりです。
- 「142」をプッシュ
- 「0」をプッシュ
- 完了を知らせるガイダンスが流れます。
ツールで複数の回線に電話転送する方法
電話自動応答のIVRy(アイブリー)をご利用いただくことで、複数の回線に電話転送する機能を利用することが可能です。
分岐を設定
電話自動応答のIVRy(アイブリー)では、分岐設定をしておくことで、かかってきた電話の振り分けをすることが可能です。分岐の先では電話転送、音声読み上げ、通話録音、SMS送信が設定でき、電話の内容に応じて対応を切り替えることができます。
電話自動応答として便利な機能も多数
IVRyは電話転送だけでなく、電話自動応答システムとして便利な機能を多数搭載しています。
- 自由な音声ガイダンス
- SMS自動返信
- 受電通知
- 着信フロー・分岐設定
- 電話転送
- 通話録音
- 電話履歴管理
など、分岐設定にあわせて電話対応を変えることが可能です。簡単な問い合わせを自動音声で返したり、予約フォームをSMSで送ったり、電話内容を確認してから折り返したりすることで電話業務の効率化を実現できます。
電話自動応答サービス「IVRy(アイブリー)」は、1日100円~使用可能で、1ヶ月無料でお試しできます。NTTの電話転送サービスと同等の転送機能だけでなく、AIによる自動音声ガイダンスでの案内も可能です。新規電話番号取得や音声録音など、ビジネスに必要な電話ツールがギッシリ詰まったIVRy、ぜひお試しください!