NTTの固定電話転送サービスとは?設定方法や料金を解説

公開日:
更新日:
執筆者 : IVRy編集部
NTTの固定電話転送サービス「ボイスワープ」は、オフィスや店舗にかかってきた電話をあらかじめ指定した電話番号へ転送できる便利なサービスです。  加入電話、ISDN回線(INSネット)、ひかり電話で利用できますが、回線種別によって設定方法や料金体系、工事費が異なります。本記事では、ボイ��スワープの概要や回線別の設定方法、料金体系について解説します。

NTTの固定電話転送サービス「ボイスワープ」は、オフィスや店舗にかかってきた電話をあらかじめ指定した電話番号へ転送できる便利なサービスです。

加入電話、ISDN回線(INSネット)、ひかり電話で利用できますが、回線種別によって設定方法や料金体系、工事費が異なります。本記事では、ボイスワープの概要や回線別の設定方法、料金体系について解説します。

複雑な電話転送設定にお悩みですか?

IVRy(アイブリー)なら複数の電話回線への転送や、営業時間外など自分が電話に出られない時だけ転送するなど、複雑な電話転送が設定可能です。まずは1ヶ月無料でお試しください。

転送機能を詳しくみる

NTTの固定電話転送サービス「ボイスワープ」とは?

NTTのボイスワープは、オフィスや店舗の固定電話にかかってきた着信をあらかじめ設定しておいた別の電話番号へ転送するサービスです。外出先やテレワーク中でも、会社の代表番号宛ての着信を逃さず受けられます。

転送方法には、かかってきた電話を転送元の電話機等を鳴らさずに直接転送できる「無条件転送」や、転送元の電話機を一定時間鳴らし応答がないときだけ転送する「無応答転送」などがあり、用途に合わせて自由に選択できます。

NTTの「ボイスワープ」はスマホにも転送可能

NTTのボイスワープは、転送先としてスマートフォンの番号も設定できます。オフィスにかかってきた電話を従業員のスマートフォンへ転送すれば、外出中やテレワーク中でも場所を選ばずに電話対応が可能です。

転送設定は電話機から簡単に行えるため、急な外出やリモートワークへの切り替えが必要になった際も、スムーズに対応できます。顧客からの大切な電話を逃す心配を軽減でき、業務の効率化につながります。

NTTの固定電話転送サービス「ボイスワープ」の設定方法

ボイスワープの設定方法は、ご利用中の回線種別(加入電話、ISDN回線(INSネット)、ひかり電話)によって異なります。

ここでは、回線種別に応じたボイスワープの設定手順を紹介します。ご自身の契約回線に合わせた手順をご確認ください。

加入電話の場合

加入電話の場合、ボイスワープの設定は電話機から「142」にダイヤルして行います。転送先の電話番号を登録してから、転送を開始しましょう。

音声ガイダンスに従って操作することで、転送先の登録、転送の開始、呼び出し回数の設定などが可能です。

基本操作

設定手順

転送先の電話番号を登録する

142→2→転送先番号

転送を開始する

142→1

呼び出し回数を設定する

無条件転送:142→3→0

無応答時転送:142→3→1〜9のいずれか(設定したい呼び出し回数)をダイヤル

転送を停止する

142→0

参照:加入電話・INSボイスワープの使用説明書|NTT東日本

ISDN回線(INSネット)の場合

ISDN回線(INSネット)のボイスワープ設定の基本操作は以下の通りです。ISDN回線では、転送開始の設定時に転送条件を選択できます。

基本操作

設定手順

転送先の電話番号を登録する

1422→転送先番号

転送を開始する

無条件転送:14211

無応答転送:14212

話中時転送:14213

無応答時および話中時転送:14214

転送を停止する

1420

参照:加入電話・INSボイスワープの使用説明書|NTT東日本

INSネット(総合ディジタル通信サービス)の新規申し込みは2024年8月31日に終了しています。ただし、既存のINSネット契約者は、2024年9月1日以降も引き続きINSボイスワープの申し込み・利用が可能です。

ひかり電話の場合

ひかり電話の場合も、電話機から「142」にダイヤルして設定します。転送先の電話番号を登録する際、最後に「#」と「1」を押す必要がある点に注意が必要です。

基本操作

設定手順

転送先の電話番号を登録する

142→2→転送先番号+ # →1

転送を開始する

142→1→1〜4のうち設定したい条件の番号を選択する


無条件転送:1

無応答時転送:2

話中時転送:3

無応答時転送と話中時転送の併用:4

転送を停止する

142→0

参照:「ボイスワープ」の操作方法|NTT東日本

NTTの固定電話転送サービス「ボイスワープ」の料金

NTTの固定電話転送サービス「ボイスワープ」の料金体系は、回線種別や用途(住宅用/事務用)などによって異なります。

以下に、それぞれの料金をまとめました。

加入電話、ISDN回線の場合

住宅用

事務用

月額使用料 

550円

880円

工事費

不要

参照:ボイスワープご利用料金|NTT東日本INSボイスワープご利用料金|NTT東日本

ひかり電話の場合

住宅用・オフィスタイプ

月額使用料 

550円/番号

工事費

3,300円

参照:ひかり電話ボイスワープ|NTT東日本ひかり電話オフィスタイプ料金|NTT東日本

加入電話とISDN回線のボイスワープの月額使用料は、住宅用で550円・事務用で880円、ひかり電話は550円です。

加入電話とISDN回線の場合は工事費はかかりませんが、ひかり電話の場合は別途工事料金がかかります。

また、ひかり電話のプランにはボイスワープが月額利用料に含まれるプランもあります。詳細は、NTT東日本もしくはNTT西日本の公式サイトでご確認ください。

通話/通信料

  • 発信者から転送元までの通話/通信料金は発信者負担
  • 転送元から転送先までの通話/通信料金は契約者負担

ボイスワープの通話料は、加入電話・ISDN回線・ひかり電話いずれの場合も、発信者から転送元の電話番号までは発信者の負担、転送元から転送先の電話番号まではボイスワープ契約者の負担となります。

なお、転送先が通話中または応答しない場合は、通話料はかかりません。

ボイスワープと組み合わせて電話業務を効率化するならIVRy

NTTのボイスワープは、着信転送によって電話対応の機会損失を防ぐ便利なサービスです。さらなる業務効率化を目指すなら、IVR(自動音声応答システム)との組み合わせが効果的です。

例えば、自動音声応答サービスの「IVRy(アイブリー)」は、着信時に自動音声で応答し、用件に応じて適切な担当者や部署へ電話を振り分けます。

「〇〇の用件の方は1番を…」といった自動音声ガイダンスを流せるため、一次対応の負担を大幅に軽減し、本来注力すべき業務に集中できる環境を整えられます。

ボイスワープを利用すれば、現在お使いの固定電話番号を変更することなく、IVRyを導入できます。初期費用を抑え、月額2,980円〜という手軽な料金で、自動音声応答や着信の振り分け機能を活用できます。

ぜひボイスワープとIVRyの組み合わせで、電話業務の最適化を実現してみてはいかがでしょうか。

IVRy編集部のプロフィール画像

IVRy編集部

(株式会社IVRy / IVRy編集部)

IVRy編集部です。電話に関する様々な情報をわかりやすく解説します。 【IVRyとは?】 IVRy(アイブリー)は1日100円から利用できる電話自動応答サービス(IVRシステム)です。自由な分岐設定と自動応答・SMS返信・電話の転送(リダイレクト)・録音機能を活用し、営業電話・顧客からの問い合わせ・注文・予約等の様々なシーンを自動化します。また、営業時間内と営業時間外でルールを変えることや、電話履歴の確認や顧客登録機能等、多数の便利な機能が存在しています。

XFacebooknoteSNSリンク