コールセンターのIT化を推進するおすすめシステム9選

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コールセンターは顧客対応の重要な拠点であり、効率的な運営が求められます。特にITツールを導入することで、対応スピードや顧客満足度の向上が期待できる一方、さまざまな種類があるため「自社にとってどのシステムが最適か分からない」という課題も見受けられます。こうした状況を解決するには、導入目的や運用体制を明確にし、最適なITコールセンター向けのシステムを慎重に選定することが大切です。  そこで本記事では、PBX、CTI、IVRなどのコールセンターで利用されている代表的なツールの活用方法を解説するとともに、それらを統合したコールセンターシステムをご紹介します。

コールセンターは顧客対応の重要な拠点であり、効率的な運営が求められます。特にITツールを導入することで、対応スピードや顧客満足度の向上が期待できる一方、さまざまな種類があるため「自社にとってどのシステムが最適か分からない」という課題も見受けられます。こうした状況を解決するには、導入目的や運用体制を明確にし、最適なITコールセンター向けのシステムを慎重に選定することが大切です。

そこで本記事では、PBX、CTI、IVRなどのコールセンターで利用されている代表的なツールの活用方法を解説するとともに、それらを統合したコールセンターシステムをご紹介します。

【監修】岩間 悠太のプロフィール画像

【監修】岩間 悠太

(株式会社IVRy / 事業統括マネージャー)

2002年ベルシステム24入社。 23年間のコンタクトセンター/BPO事業会社での経験を経て、2025年4月より現職。営業、マネジメント、ソリューション開発、海外事業立ち上げまで幅広く経験。労働集約型ビジネスからテクノロジー主導のSaaSビジネスへと転身し、対話型AIの社会実装を推進している。

【監修】岩間 悠太のプロフィール

はじめてのコールセンターシステムはアイブリーがおすすめ

アイブリーなら、電話の一次受付を「人」ではなく「AI」が担当。用件の振り分けやよくある質問への回答、担当者への取次を自動化でき、コールセンター業務を効率化。あふれ呼を防ぎ、応答率と顧客満足度の向上を実現します。

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1.コールセンターで利用される代表的なITツール

コールセンターの運営効率と対応品質を向上させるためには、適切なITツールの活用が欠かせません。ここでは、代表的なツールの特徴について詳しく解説します。

PBX

PBXは内線・外線通話を効率的に管理するシステムです。IVRや通話録音、着信ルール設定などの機能により業務効率化と顧客対応力を強化します。

以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひご活用ください。

参考:【5分でわかる!】コールセンターにおけるPBXの機能・役割と選定ポイント


従来型のオンプレミスPBXを導入する場合、最低でも機器費用と工事費で数百万円の初期投資が必要になるケースは少なくありません。また、人件費や設備投資を自社で抱える必要がないため、多くの場合で内製よりコストを抑えられます。

ただし、専門性の高い業務や頻繁な仕様変更が想定される場合は、一概にそうとは言えません。自社の状況に合わせて、内製、外注、そして「アイブリー」のような対話型AIのようなツールを最適に組み合わせることが重要です。


CTI

CTIは、電話とコンピュータを連携する技術です。

活用することで、電話着信時に、PC上で顧客情報や過去の通話履歴を自動表示できます。これにより、顧客ごとに最適な情報やサービスを提供できます。

以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひご活用ください。

参考:5分で分かるCTIとは?基礎からAIと連携した最新活用方法まで徹底解説

IVR

IVRは自動音声応答システムのことで、顧客が電話上で問い合わせ先や情報を選択できる仕組みです。顧客自身で問い合わせ内容に対応した窓口を選択できるため、オペレーターの負担を軽減できます。顧客にとっても適切な窓口に繋がることで、たらい回しにされる事態を避けられます。

以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひご活用ください。

参考:IVR(電話自動音声応答システム)とは?ビジネスに必要な理由を解説!


「運営コストが半減」は、どの企業でも実現可能な目標です。もちろん、すべての企業で一律に半減するわけではありませんが、これまで電話応答に多くの人員を割いていたり、高額な外注サービスを利用していたりした企業であれば、十分に目指せる目標と言えます。

重要なのは、どの業務を自動化するかを見極めることです。問い合わせ全体の4〜7割は定型的な内容とも言われます。これらを月額数千円から利用できるアイブリーで自動化できれば、人件費や外注費を圧縮でき、結果として運営コストの大幅な削減に繋がります。


CRM

CRMは、顧客情報を一元管理し、対応履歴や購買履歴を記録して分析するシステムです。顧客情報や対応履歴などを見ながら対応することで、顧客対応の品質向上につながります。

以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひご活用ください。

参考:コールセンター向けCRMシステム5選|代表的な製品の比較及び概要を徹底解説!

FAQ

FAQは、よくある質問の情報を自動提供するシステムです。ナレッジデータベース機能やチャットボットによる検索機能などが搭載されています。顧客自身で問題を解決できるため、問い合わせ数の削減につながります。

上記のツールは単独での利用も可能ですが、CTI、PBX、IVR、CRMなどの機能をワンストップで提供する「コールセンターシステム」も提供されています。

2.コールセンターにおすすめのシステム9選

コールセンター業務を効率化し、顧客満足度を高めるためには、最適なシステム選びが重要です。ここでは、代表的なコールセンターシステムを、特徴や実績ごとにカテゴリー分けしてご紹介します。

PBX/CTI 

CT-e1/SaaS

CT-e1/SaaS

https://comdesign.co.jp/

CT-e1/SaaSは、国内トップクラスの31,000シート、1,745テナントの採用実績を誇るクラウド型CTIシステムです。

設計から運用までを自社対応するワンストップ体制により、柔軟性と拡張性、そして高いコストパフォーマンスを実現しています。基本機能としてACD、IVR、通話録音を標準搭載し、CRMなどのソリューションとの連携も可能です。

BIZTELコールセンター

BIZTELコールセンター

https://biztel.jp/cs/

BIZTELコールセンターは、クラウド型のコールセンター/CTIシステムとして、2,000社以上に導入されています。

PBXの設置は必要なく、インターネットとPCのみで、最短5営業日で運用を開始可能です。高いセキュリティと音声品質により、快適かつ効率的なセンター運営をサポートします。

法務省の多言語コールセンターでは、わずか2週間での立ち上げを実現しました。

また、CRMとの連携やリアルタイムでの情報共有により顧客満足度の向上につなげています。

ソクコム

ソクコム

https://sokucom.cloud/

ソクコムは、クラウドPBX、IVR、SMS、メール、FAXなどの多様な機能を搭載したサービスです。

40種類以上ある機能オプションから、実際に使う機能だけを選ぶ充実したカスタマイズ性も特徴です。また、外部CRMやSFAとの連携により、顧客管理やデータ検索をスムーズに行えます。

MediaCalls

MediaCalls

https://mediaseries.medialink-ml.co.jp/mediacalls/

MediaCallsは、IP-PBXやCTI、ACD、通話録音などの機能を標準装備したオールインワン型コールセンターシステムです。

シリーズ製品導入実績 13,000席 以上、継続利用率99%の実績を誇り、大手企業から中小ベンチャーなど、業種業界を問わず多くの企業で利用されています。

GoodCall

GoodCall

https://good-call.jp/

GoodCallは、SFA、CTI、CRM、PBX機能を統合したオールインワンのクラウド型コールシステムです。IVRやACDをはじめとしたインバウンド機能、コール日時の設定やコール結果管理などのアウトバウンド双方の機能を持つため、受電による問い合わせ対応だけでなく、コール業務の効率化にも適しています。

IVR

IVRy(アイブリー)

https://ivry.jp/

IVRy(アイブリー)は、音声自動応答システム(IVR)や自動転送、AI自動文字起こしなどの機能を搭載したクラウド型電話自動応答サービスです。コールセンターをはじめ、さまざまな業種に導入されています。

なぜ電話対応時間を70%も削減できたのか?成功企業の活用事例を全公開

資料3点セットでわかること

  • 電話応対時間を70%以上削減した活用事例
  • 料金プランの詳細と実際にかかる見積もり
  • すべての機能とオプション機能のご紹介

活用事例はもちろん、それを実現するアイブリーの全機能、そして詳細な料金プランまで、まるわかり。貴社の課題解決に向けた具体的なヒントが見つかります。

資料の受け取りは、以下のフォームから1分で完了します。

CRM

Service Cloud

Service Cloud

https://www.salesforce.com/jp/service/

Service Cloudは、Salesforceが提供するクラウド型のCRMシステムで、顧客サポートやサービスチームの生産性向上の支援に強みを持つプラットフォームです。

AI機能を搭載し、問題解決率や応答率を向上させます。

WILLER株式会社では、顧客情報や問い合わせの一元管理に加え、Einsteinボットを活用した「複数提示型」のチャット対応に移行し、問題解決率を50%に向上させました。さらに、有人対応率が大幅に低下し、応答率の向上も実現しています。

 Zendesk

Zendesk

https://www.zendesk.co.jp/

Zendeskは、世界10万社以上が導入しているCRMシステムです。セルフサービスや自動化機能により、問い合わせ数を最大15%削減しつつ、迅速な対応を実現します。

FAQ

Helpfeel

Helpfeel

https://www.helpfeel.com/

Helpfeelは、AIと独自特許技術を活用した革新的なFAQシステムで、問い合わせを約64%削減した実績があります。

また、FAQや社内ナレッジ、PDFドキュメントを自己解決へ導き、問い合わせの削減をサポートします。

大規模コンタクトセンターでは、スマートな管理画面や高速検索機能が高く評価されています。導入後は、カスタマーサクセスの伴走支援により、FAQの重複解消や質の高いナレッジ共有を実現しています。

【総合的なコールセンター運営サポートシステム】

Genesys Cloud

Genesys Cloud

https://www.genesys.com/ja-jp/genesys-cloud

GenesysCloudは、AIを活用したクラウド型コンタクトセンターソリューションで、スムーズな顧客体験と高い業務効率を実現します。

さらに、AIによる音声認識やデータ活用でFAQの充実化を進めるなど、顧客ニーズに即応可能な柔軟性と拡張性により、コンタクトセンター運営をサポートします。

FastSeries 

FastSeries 

https://fastseries.jp/

FastSeriesは、テクマトリックス社が提供するコンタクトセンターソリューションです。CRMシステム「FastHelp5」や、FAQナレッジシステム「FastAnswer2」など、多彩な機能をクラウド・オンプレミス環境それぞれで利用できます。 


コールセンターの効率的な運営には、ITツールの導入が不可欠です。

特に、クラウド型のAI機能を活用したコールセンターシステムは、多機能なうえ初期費用・月額費用をおさえて利用できるサービスが多いため利用しやすいでしょう。

近年は、IVRやカスタマーサポート機能など、特定の機能領域に強みを持つサービスも多数登場しています。

各システムの特徴や実績を比較検討し、自社のニーズに合ったシステムの導入を検討してみてください。

初めての電話対応ツールはアイブリーがおすすめ

コールセンターシステムの導入を検討しているものの、「オペレーターが3人しかいない…」「大規模コールセンターを作りたいわけじゃない…」とお悩みの方には、AI電話自動応答サービスのアイブリーをおすすめします!

アイブリーなら月額3,480円〜利用でき、スタッフが増えても料金は変わりません。コールセンターシステムだと高機能すぎる、という方におすすめです。

AI自動応答機能でスタッフの負担を削減

アイブリーの電話自動応答機能は、よくある質問には自動で回答できるほか、かかってきた電話にSMSを自動送信したり、重要な電話は担当者へ直接つなぐことも可能です。

音声ガイダンスは、テキストを入力するだけでAIが自動で読み上げてくれるので、どんな企業にもピッタリのガイダンスを手軽に用意することができます。

便利な顧客管理機能(CRM)付き

アイブリーの顧客管理機能(CRM)は、顧客の電話番号と氏名・住所・性別などの個人情報を管理できるほか、電話による問い合わせ履歴なども紐づけて管理できます。

通話しながらメモを残すこともできるので、ひとりひとりの顧客に寄り添ったきめ細かい対応が実現できます。

顧客対応の通話履歴を分析できる

アイブリーならAIを使った通話履歴分析ができるため、どの時間帯にどんな電話が多いのか、などの分析だけでなく、顧客が何を求めているのか、ニーズを把握でき、より顧客が求める商品・サービスの開発に役立てることができます。

アイブリー導入による成功事例

電話対応ツールを検討中なら、ぜひアイブリーを最初にお試しください!

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