クラウド型コールセンターおすすめ3選。導入メリットや選び方も解説
コールセンターは、顧客対応の要となる重要な部門です。近年は、在宅勤務やテレワークの普及に伴い、柔軟性と効率性を兼ね備えたクラウド型コールセンターシステムが普及しています。従来のオンプレミス型と比較して、導入・運用コストを抑えられ、リモートワークにも対応できる点が大きな魅力です。
本記事では、クラウド型コールセンターの導入メリット、システムの選び方、おすすめのサービスについて詳しく解説します。
- クラウド型コールセンターとは?
- クラウドコールセンター導入のメリット
- コスト削減効果が期待できる
- 規模の調節がしやすい
- オペレーターの負担を軽減できる
- BC/DR(事業継続・災害対策)の強化
- クラウドコールセンターシステムの選び方
- 機能・料金プランのバランスを見極める
- 導入事例を参考にする
- ベンダーのサポート体制を確認する
- おすすめクラウド型コールセンターシステム3選
- BIZTEL コールセンター
- 楽テル
- CT-e1/SaaS
- コールセンターの業務を効率化するなら「IVRy」がおすすめ
- どんな業種のどんな用件でも電話の一次対応が可能
- 自動録音と受電メモの活用で正確な情報管理が可能
- 月額2,980円~最短当日に導入できる
クラウド型コールセンターとは?
クラウド型コールセンターは、インターネット回線を通じて提供される電話システムです。プロバイダーが運営するサーバー上に、PBX(通話の接続・転送)、IVR(自動音声応答)、CTI(顧客情報データベースとの連携)、CRMとの連携機能、自動応答機能、各種管理ツールなどが統合されています。
利用者は、インターネット環境があれば、オフィス、自宅、外出先など場所を選ばずにアクセスできます。在宅勤務の導入を容易にするだけでなく、従業員の柔軟な働き方と生産性向上に貢献します。
また、電話、メール、チャットなど複数のチャネルを一元管理できるため、顧客対応の迅速化や顧客満足度の向上に寄与するとともに、オペレーターの負担軽減にもつながります。
クラウドコールセンター導入のメリット
クラウドコールセンターを導入するメリットは、主に以下の4つです。
コスト削減効果が期待できる
クラウド型コールセンターシステムは、専用機器の購入や設置工事が不要で、オンプレミス型と比較して初期費用や運用コストを大幅に削減できます。また、従量課金制を採用している場合が多く、利用量に応じた料金設定が可能なため、繁忙期や閑散期に合わせて効率的にコスト管理ができます。
規模の調節がしやすい
クラウドコールセンターは、業務量の増減や従業員数の変化に応じてシステムを容易に拡張・縮小できます。繁忙期にはオペレーター数を増やし、閑散期には縮小するなど、柔軟な対応が可能です。コールセンターの規模を調節したい場合、サービスを提供する会社に利用内容の変更を申し出るだけですぐに変更可能です。
オペレーターの負担を軽減できる
クラウド型コールセンターは、CTI(顧客情報と電話の連携)やIVR(自動音声応答システム)、CRM(顧客管理システム)との統合が容易です。システムの活用により、顧客の問い合わせ内容を迅速に分類し、オペレーターによる対応件数を削減・短縮できます。また、場所を選ばず作業できるため、柔軟な働き方が可能になり、オペレーターの負担軽減につながる可能性があります。
BC/DR(事業継続・災害対策)の強化
クラウド型は、データをクラウド上で管理するため、災害や障害時にも業務を継続しやすい仕組みが整っています。データのバックアップや冗長化が行われており、万が一の際にも迅速に復旧できるため、業務中断による影響を最小限に抑えることが可能です。災害時も機能不全に陥る心配がなく、安定したコールセンター運営が叶うでしょう。
クラウドコールセンターシステムの選び方
クラウドコールセンターシステムを選ぶ際は、以下の3点を意識しましょう。
機能・料金プランのバランスを見極める
まず、自社が求める具体的な機能を明確にしましょう。例えば、着信の振り分けや通話録音、オペレーター管理などの基本機能に加え、業務に必要な特定の機能をリストアップします。
費用面では、月額料金だけでなく、初期費用、サポート費用、追加オプション料金などのトータルコストを計算することが重要です。それぞれの機能がコストに見合った価値を提供しているかを慎重に比較・検討しましょう。
導入事例を参考にする
導入事例を確認することで、システムが自社に適しているか判断するための参考材料が得られます。導入企業の業種や規模、導入理由、導入後の効果、解決された課題などの情報を調べましょう。
特に、自社と同業種の事例や、似たような課題を抱えていた企業の成功例は非常に参考になります。導入後の運用イメージを明確にし、自社のニーズに合ったシステムであるかを判断しましょう。
ベンダーのサポート体制を確認する
システム導入後にトラブルが発生した際、迅速で適切なサポートが受けられるかどうかは非常に重要です。24時間365日の対応が可能か、導入前後でどのようなサポートが提供されるかを確認しましょう。
また、導入前にデモや問い合わせを行い、ベンダーの対応のスピードや丁寧さを直接確認することもおすすめです。運用中のトラブル対応だけでなく、機能の追加や変更時のサポート体制も含めて検討してください。
おすすめクラウド型コールセンターシステム3選
クラウドコールセンターシステムのメリットと選び方を踏まえて、おすすめのクラウドコールセンターシステムを3社紹介します。
BIZTEL コールセンター
BIZTELコールセンターは、2,000社以上の導入実績を持つクラウドコールセンターシステムです。入電の振り分けルールの設定や呼び出しタイムアウト設定など、さまざまな機能が搭載されています。サービス全てを独自開発・独自運営しています。国内データセンターで安定的に稼働している点も安心できるポイントです。
費用 | 初期費用:50,000円 |
機能 | 転送機能、パーク保留、発番通知選択、IVR、コールキューイングなど |
サポート体制 | 365日24時間体制の電話サポート |
楽テル
楽テルは、クラウド型のCRMシステムとして、コールセンターやヘルプデスクの電話応答業務を支援するサービスです。累計導入ユーザーは18,500ユーザー以上で、さまざまな事業の電話業務の効率化をサポートしてきました。
属人化している情報の一元化で検索時間を削減する、集計や分析をリアルタイムで実施するなど、今まで時間と手間がかかっていた業務をスムーズに行うための機能が豊富です。
費用 | 月額費用:ユーザー数やデータベース数により変動。要問い合わせ |
機能 | 着信ポップアップ、入力フォームカスタマイズ、他拠点とのリスト共有など |
サポート体制 | 電話・メールによるサポート、サポートサイトあり |
CT-e1/SaaS
CT-e1/SaaSは、クラウド型のCTIソリューションです。本格的なコンタクトセンターの構築に最適で、小規模から大規模コールセンターまでスピーディーな運用開始を実現します。専門エンジニアによるサポートがあり、システム導入に不安のある企業でも安心して導入できるでしょう。
費用 | 初期費用:300,000円~ |
機能 | 分配機能、着信順番管理、非通話制御、WEB連携、通知番号選択、CRM連携、稼働状況モニタリングなど |
サポート体制 | 専門エンジニア(FAE)によるサポート、メール・電話 |
コールセンターの業務を効率化するなら「IVRy」がおすすめ
「IVRy(アイブリー)」はIVRを活用したサービスで、電話の着信に対して自動音声ガイダンスが応答し、ボタンプッシュ操作をもとに適切な内容を返答するクラウド型の電話自動応答システムです。
日本全国どこからでも利用でき、電話業務を効率化する豊富な機能があるため、コールセンターの業務改善や品質向上のソリューションとして利用されるケースが増えています。
どんな業種のどんな用件でも電話の一次対応が可能
「IVRy」は電話自動音声応答システム(IVR)を活用し、音声ガイダンスやSMS自動返信、AI応答により電話の一次受付を自動化することができます。応答用のテキストは自由に作成できるため、どんな業種のどんな用件でもスムーズに対応可能です。
複雑な問い合わせや担当者への確認が必要な用件は音声録音(留守電)やAI電話(ボイスボット)が一次対応し、メールやSMSで通知を受け取ることも可能です。
自動録音と受電メモの活用で正確な情報管理が可能
「IVRy」では、発信・受信すべての履歴が記録され、通話内容も自動的に録音されます。さらに、通話ごとに受電メモを残すことができるため、過去のやり取りの見直しや、情報の引き継ぎも正確かつスムーズに行えます。
また、オプション機能として、通話音声を自動で文字に起こし、AIを活用して要約する機能も備えています。録音やメモ、文字起こしを活用することで、応募者の情報管理をより効率化できます。
月額2,980円~最短当日に導入できる
「IVRy」は上記の他にもチャットツールとの通知連携機能や英語をはじめとする多言語対応など、電話業務を効率化する機能が多彩にそろい、月額2,980円~という低コストで導入可能です。申し込み後は最短当日から使い始めることができるので、すぐに利用したいケースにも対応できます。
コールセンターの効率化と品質の向上を同時に実現できる、電話自動応答の「IVRy」をぜひお試しください。