コールセンター向けCRMシステム5選|代表的な製品の比較及び概要を徹底解説!

コールセンター業務の効率化や顧客満足度の向上には、適切なCRMシステムの導入が欠かせません。顧客情報を一元管理し、オペレーターが迅速に対応できる環境を整えることで、業務の質が飛躍的に向上します。しかし、多種多様なCRMシステムが存在するなかで、どれを選べばよいか迷うことも多いでしょう。  そこで本記事では、コールセンターにおすすめのCRMシステムを5つご紹介します。それぞれの特徴や利便性を比較し、自社に最適なCRM選びの参考にしてください。

コールセンター業務の効率化や顧客満足度の向上には、適切なCRMシステムの導入が欠かせません。顧客情報を一元管理し、オペレーターが迅速に対応できる環境を整えることで、業務の質が飛躍的に向上します。しかし、多種多様なCRMシステムが存在するなかで、どれを選べばよいか迷うことも多いでしょう。

そこで本記事では、コールセンターにおすすめのCRMシステムを5つご紹介します。それぞれの特徴や利便性を比較し、自社に最適なCRM選びの参考にしてください。

1.主なコールセンターCRMシステム製品の比較表

まず、主なコールセンターCRMシステムを、全体概略を把握するために表一覧で比較します。

サービス名

月額費用

主な機能

導入企業

FastHelp5

要お問い合わせ

  • 電話、メール、チャットなど、マルチチャネルでの顧客対応
  • アウトバウンド機能
  • 対応履歴管理機能
  • セルフカスタマイズ機能 

など

・日立システムズ

・トヨタコネクティッド

・ダイキン工業

など

Service Cloud 

3,000円~

  • マルチチャネル対応
  • インシデント管理
  • ナレッジ管理
  • ワークフロー 

など

・リコージャパン

・アフラック

・ビックカメラ

など

楽テル

要お問い合わせ

  • 案件管理
  • CTI連携
  • ノーコード/テンプレートを活用したカスタマイズ機能 

など

・IHI

・東京都・コールセンター代行業者

・全薬工業

など

COLLABOS CRM

4,800円〜

  • PBX/CTI連携
  • マルチチャネル対応
  • (LINE連携含む)
  • FAQベースのAIによる自動返信
  • オペレーター稼働率算出

など

・マツダパーツ

・ヤマハ株式会社

・ロート製薬

など

デコールCC.CRM

要お問い合わせ

  • マルチチャネル
  • CTI連携
  • インバウンド業務
  • アウトバウンド業務
  • FAQナレッジ
  • マルチテナント機能(複数のセンター対応)

など

・セイコーウオッチ

・第一興商 など

2.主なコールセンターCRMシステム製品

次に、各コールセンターCRMシステムの概要を解説します。

FastHelp5

FastHelp5

https://www.techmatrix.co.jp/product/fasthelp5/index.html

FastHelp5は、テクマトリックス株式会社が提供するコールセンターやコンタクトセンター向けのCRMシステムです。電話、メール、FAX、Webなどのチャネルからの顧客情報やコンタクト履歴を一元管理し、業務効率化とサービス品質の向上を支援します。

直感的で使いやすいユーザーインターフェイスを備えており、カスタマイズ機能により業務に応じた画面作成が可能です。また、インバウンドおよびアウトバウンド業務の両方に対応しています。さらに、数席から数千席までの規模に対応できる高い拡張性を持ち、さまざまな規模のコンタクトセンター(コールセンター)に対応可能です。これらの特長により、多種多様な業種・業界で採用されています。

Service Cloud

Service Cloud

https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.service_cloud.htm&type=5

Service Cloudは、顧客への提供サービスの向上やサービスチームの生産性向上を支援するCRMです。メール、電話、Webチャット、メッセージングアプリなどのさまざまなチャネルを組み合わせて、顧客をサポートできます。

また、セルフサービスとよばれる、顧客が自ら問題を解決できる仕組みを備えており、業務負担の軽減と顧客満足度の向上を同時に実現します。

楽テル

楽テル

https://www.rakutel.jp/

楽テルは、累計ユーザー数18,500の導入実績を持つクラウド型コールセンター向けCRMシステムです。顧客情報や対応履歴を一元管理し、CTIシステムとの連携により、着信時に顧客情報を自動表示するポップアップ機能でオペレーターの効率的な対応を支援します。

サンプルテンプレートなどにより、専門知識がなくても業務フローに合わせて画面設計ができ、早期に業務を立ち上げることが可能です。また、容易に集計・分析できるメニューもあり、セキュリティ対策も充実しています。

COLLABOS CRM

COLLABOS CRM

https://collabos-service.jp/service/crm/collabos-crm/

COLLABOS CRMは、マルチテナント・マルチタスク・マルチチャネル対応したコールセンター業務に特化したクラウド型CRMシステムです。電話、メールに加えてLINEでの対応も行えます。電話では伝わりづらい内容にも、画像を加えて対応できるため、顧客とのコミュニケーションがよりスムーズになり、作業効率の向上につながるでしょう。

さらに、初期費用100,000円、月額4,800円/IDという比較的低コストで導入可能な点や、短期間(1〜2ヶ月)で運用を開始できる点も魅力です。

デコールCC.CRM

デコールCC.CRM

https://gigxit.co.jp/cloud-products/callcenter_crm_system/

デコールCC.CRMは、コールセンター、カスタマーサポート、ヘルプデスク向けの、AI・リアルタイム音声認識を搭載したCRMシステムです。主な特徴として、見やすく使いやすいワンビュー設計、複数のセンター業務を同時に対応できるマルチテナント対応、多言語対応、セルフカスタマイズ機能などが挙げられます。

また、他社製品との連携用のAPIを用意しており、FAQやRPAなどの周辺システムとの連携も可能なほか、各社のCTIサービスと連携できる、マルチベンダーCTIを採用しているところも強みといえます。



この記事では、コールセンター向けの主なCRM製品について、比較表とともにその特徴を解説しました。コールセンター向けCRMシステムの導入は、業務効率化と顧客満足度向上の鍵となります。製品によって強みや機能、コスト、オプション、カスタマイズ性などが異なるため、ニーズに応じた選択が重要です。

また、AIを搭載したCRMも登場してきていますので、チェックしてみましょう。AIの進化は目を見張るものがあり、業務の自動化や削減、効率化に大きく貢献します。

電話対応の効率化ならIVRyがおすすめ

電話代行サービスやコールセンターはさまざまな企業が提供しているため、自社の課題に合ったサービス選びに迷うことがあるかもしれません。電話対応の効率化を検討しているなら、IVR(電話自動応答システム)の「IVRy(アイブリー)」もおすすめです。

IVRyとは?

「IVRy」はIVR(Interactive Voice Response)を活用したサービスで、電話の着信に対して自動音声ガイダンスが応答し、顧客のボタンプッシュ操作や音声認識をもとに適切な内容を返答するクラウド型の電話自動応答システムです。

日本全国どこからでも利用でき、初期費用不要・月額2,980円〜導入できることから、電話業務の負担軽減や人手不足解消のツールとして利用されるケースが増えています。

どんな業種のどんな用件でも電話の一次対応が可能

「IVRy」はAIによるテキストの自動読み上げで電話の一次対応を行います。自動応答用のテキストは自由に作成できるため、どんな業種のどんな用件でもスムーズに対応できるのが特徴です。

複雑な問い合わせや担当者への確認が必要な用件は音声録音(留守電)やAI電話(ボイスボット)が一次対応し、メールやSMSで通知を受け取ることができます。

コールセンターや電話代行よりも導入が簡単

「IVRy」は導入の手間が少ないこともメリットのひとつです。コールセンターや電話代行サービスの場合、オペレーターへの事前インプットや綿密なコミュニケーションが必要になり、運用開始までに時間がかかることが多くあります。

「IVRy」は申し込み手続き完了後、利用デバイスに応じてアプリをインストールするか、ブラウザからログインして電話対応のルール(分岐)を設定するだけです。

月額2,980円〜最短即日から利用可能

「IVRy」は電話の自動応答のほかにも、迷惑電話対策や多言語対応など、電話業務を便利にする機能が豊富にあり、月額2,980円~という低コストで導入可能です。申し込み後は最短当日から使い始めることができるので、すぐに利用したいケースにも対応できます。

電話対応の効率化や品質向上、業務改善をお考えなら、ぜひ「IVRy」をお試しください。