DXの成功事例7選。実例から学ぶ業務効率化のポイントとメリットを紹介

執筆者 : IVRy編集部
近年、多くの企業が競争力を強化するためにDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。DXは単なるデジタル技術の導入にとどまらず、業務プロセス全体を見直し、業務効率化やコスト削減、ヒューマンエラーの削減、さらには新たなビジネスモデルの構築を可能とします。本記事では、DXに成功した企業の実例��を業界別に紹介します。自社でDXを進めるための参考にしてください。

近年、多くの企業が競争力を強化するためにDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。DXは単なるデジタル技術の導入にとどまらず、業務プロセス全体を見直し、業務効率化やコスト削減、ヒューマンエラーの削減、さらには新たなビジネスモデルの構築を可能とします。

しかし、実際に自社でDXに取り組む際に「どのような手順を踏むべきか」「どの技術を活用すべきか」と迷う企業も少なくありません。

そこで本記事では、DXに成功した企業の実例を業界別に紹介します。さまざまな事例を通じて、DXの具体的な手法やメリットを理解し、自社でDXを進めるための参考にしてください。

DXによる業務効率化の成功事例7選

ホテル業:東横イン

全国に約350店舗を展開するホテルチェーンの東横インでは、フロントスタッフの電話業務の負担を軽減し、接客の質を向上させるために、クラウド型の電話自動応答(IVR)サービス「IVRy(アイブリー)」を導入しました。

これにより、予約確認や到着時間の変更、道案内といった問い合わせに自動応答で対応可能となり、スタッフが顧客対応に集中できる環境が整備されました。

以前は、特に少人数の施設において、電話対応と清掃・接客業務が重なり、作業効率に課題がありましたが、「IVRy」の導入後は自動応答により電話業務が効率化。電話の対応時間が減少し、「集中して接客できるようになった」という現場の声が多く寄せられています。

また、通話の録音データを新人研修や予約内容の確認に活用し、業務精度の向上につなげています。

【導入事例】
IVRyの活用でフロントスタッフのストレスを軽減(東急イン)

サービス業:H.U.グループホールディングス

H.U.グループホールディングス株式会社は、臨床検査業界のリーディングカンパニーとして、DXによる業務効率化と新たな医療価値の創造を目指しています。

最先端テクノロジーを活用した新セントラルラボ「H.U. Bioness Complex」を開設し、AIやロボットを駆使して検査ラインの完全自動化と24時間稼働を実現。検査の迅速化とコスト削減に成功しました。

さらに、ICTを活用したヘルスケアプラットフォームを整備し、医療機関向けSaaSや生活者向けPHR管理アプリを提供することにより、医療業務の効率化や患者の健康管理支援が可能となりました。

H.U.グループではこれらの取り組みによって、医療現場の課題解決と一人ひとりに寄り添ったヘルスケアを提供するための挑戦を続けています。DXを通じて、業務効率化とサービス革新を同時に推進した好例です。

参考:経済産業省「DX銘柄2023

海運業:日本郵船

日本郵船株式会社は海運業界をリードする企業として、データ分析やシステム・AI活用を軸にDXを推進し、業務効率化と安全性の向上を実現しています。

2014年に自社のリソースを本来の競争領域であるデータ活用に注力する方向性を定め、「持たないIT」のスローガンのもと、レガシーシステムの刷新とクラウド化、業務アプリケーションのマネージドサービス化を推進。この取り組みにより、業務プロセスとデータの全社標準化を実現し、業務効率化とデータ精度の向上、顧客のサプライチェーン管理などが可能となりました。

さらに、AIを活用した配船計画最適化システムの導入を進めることで、燃料消費や運航コストを抑えながら効率的な輸送ネットワークの構築を目指しています。

日本郵船は「DX銘柄2023」で、最高評価の「DXグランプリ企業」に選定されるなど、業界のDX推進モデル企業として高く評価されています。

参考:経済産業省「DX銘柄2023

小売業:株式会社セブン&アイ・ホールディングス

株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、2030年のグループ目標として「流通革新を主導する世界トップクラスのリテールグループ」を掲げ、DXを中核に据えた事業改革を推進しています。

具体的な取り組みとしては、顧客体験の向上を目的に、顧客データを一元管理する「7iDプラットフォーム」を導入し、AIを活用した嗜好分析により、個々の顧客に適した商品提案を行っています。また、店舗ごとの購買データを活用した「店舗カルテ」によって、商圏に応じた品揃えと販促の最適化を図っています。

さらに、食品ロスや在庫過多の削減、配送効率化によるCO2排出削減を目指し、AIを活用した需要予測を基盤とするサプライチェーンプラットフォームを構築。業務効率化と社会課題解決を同時に実現するモデル企業として注目されています。

参考:経済産業省「DX銘柄2023

小売業:アスクル

アスクル株式会社は「最高の顧客体験の創造」と「革新的バリューチェーンの構築」をDXの重要課題に掲げ、業務効率化と新たな価値の創造を推進しています。

物流プロセスでは実行型AIロボットを活用し、入荷作業からピッキング、出荷作業までを自動化。これにより、人的負担を軽減させ、生産性の向上を図っています。また、基幹システムや物流データの一元管理を目指し、Google Cloud上にビッグデータプラットフォーム「ASKUL-EARTH」を構築。分析や検証の質とスピードを向上させ、物流センターの在庫配置の最適化を実現しています。

DXを支える人材育成にも注力し、従業員のリスキリングを推進。全社員がDXに取り組む環境を整え、組織全体の改革を推進しています。

参考:経済産業省「DX銘柄2023

地方自治体:福島県磐梯町

福島県磐梯町では、行政業務の効率化を目指し、文書管理システムの電子化と電子決裁システムを導入しました。従来、紙ベースで行われていた文書管理や決裁手続きをデジタル化することで、ペーパーレス化と業務効率化を実現しています。

具体的には、文書の作成から保存、決裁に至るプロセスを電子化し、データの一元管理を推進。文書の検索効率が向上し、決裁業務にかかる時間が大幅に短縮されました。また、ペーパーレス化によるコスト削減や環境負荷の低減も達成しています。

磐梯町の取り組みは、限られたリソースを効率的に活用し、サービスの向上や業務効率化を図る好例として注目されており、中小企業にとっても参考となるDX成功事例です。

参考:総務省「自治体DX推進手順書参考事例集

製造業:株式会社フジワラテクノアート

株式会社フジワラテクノアートは、DX推進にあたり「目的はビジョン達成であり、DXは手段である」と明確化し、全社でデジタル化計画を策定。

3年間で21種のシステムやITツールを導入し、社内の基幹システムや受発注システムを刷新したことにより、製造プロセスの可視化、工数やミスの削減、メンテナンス部品の納期短縮、ペーパーレス化などを達成しました。同時に、社員のデジタルスキル向上とデジタル人材の増加を通じて、DXの内製化に成功しました。

さらに、主要協力会社との取引をオンライン化し、情報セキュリティ対策も推進。製造業におけるDX活用の成功モデルとして、同業他社にとっても大きな参考となる取り組みです。

参考:経済産業省「DXセレクション2023」

DX成功事例を参考に業務効率化を目指そう

DXは単なるデジタル技術の導入ではなく、業務効率化やコスト削減に加え、新たな価値創造を可能とする取り組みです。企業や自治体が直面する課題をDXで解決するためには、自社の状況に合った施策を選択することが重要です。

業務のデジタル化、AIやクラウドの活用、データ分析など、DX成功事例のなかに自社で活用できるヒント含まれていますので、ぜひ参考にしてください。

電話対応の効率化ならIVRyがおすすめ

DXの一環として電話対応の効率化を検討しているなら、IVR(電話自動応答システム)の導入もおすすめです。電話自動応答の「IVRy(アイブリー)」なら、最短即日に導入可能です。

IVRyとは?

「IVRy」はIVR(Interactive Voice Response)を活用したサービスで、電話の着信に対して自動音声ガイダンスが応答し、顧客のボタンプッシュ操作や音声認識をもとに適切な内容を返答するクラウド型の電話自動応答システムです。

日本全国どこからでも利用でき、初期費用不要・月額2,980円〜導入できることから、電話業務の負担軽減や人手不足解消のツールとして利用されるケースが増えています。

どんな業種のどんな用件でも電話の一次対応が可能

「IVRy」はAIによるテキストの自動読み上げで電話の一次対応を行います。自動応答用のテキストは自由に作成できるため、どんな業種のどんな用件でもスムーズに対応できるのが特徴です。

複雑な問い合わせや担当者への確認が必要な用件は音声録音(留守電)やAI電話(ボイスボット)が一次対応し、メールやSMSで通知を受け取ることができます。

電話代行サービスよりも導入が簡単

「IVRy」は導入の手間が少ないこともメリットのひとつです。コールセンターや電話代行サービスの場合、オペレーターへの事前インプットや綿密なコミュニケーションが必要になり、運用開始までに時間がかかることが多くあります。

「IVRy」は申し込み手続き完了後、利用デバイスに応じてアプリをインストールするか、ブラウザからログインして電話対応のルール(分岐)を設定するだけです。

月額2,980円〜最短即日から利用可能

「IVRy」は電話の自動応答のほかにも、迷惑電話対策や多言語対応など、電話業務を便利にする機能が豊富にあり、月額2,980円~という低コストで導入可能です。申し込み後は最短当日から使い始めることができるので、すぐに利用したいケースにも対応できます。

電話対応の効率化や品質向上、業務改善をお考えなら、ぜひ「IVRy」をお試しください。

IVRy編集部のプロフィール画像

IVRy編集部

(株式会社IVRy / IVRy編集部)

IVRy編集部です。電話に関する様々な情報をわかりやすく解説します。 【IVRyとは?】 IVRy(アイブリー)は1日100円から利用できる電話自動応答サービス(IVRシステム)です。自由な分岐設定と自動応答・SMS返信・電話の転送(リダイレクト)・録音機能を活用し、営業電話・顧客からの問い合わせ・注文・予約等の様々なシーンを自動化します。また、営業時間内と営業時間外でルールを変えることや、電話履歴の確認や顧客登録機能等、多数の便利な機能が存在しています。

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