図書館のDXとは?図書館が求められる新たな役割を担うために、最新技術やDX化のポイントを解説!

コロナ禍や読書バリアフリー法の制定を受けて、近年の図書館は大きく様変わりしようとしています。従来からの「資料を提供する場所」としての図書館に加えて、「賑わいを創出する拠点」「地域課題解決の拠点」としての役割が求められています。<br>しかし一方で新たな図書館が稼働していくためには、様々な課題もあり、DX化を効率よく推進していくことが急務となっています。この記事では、図書館のDX化ポイントや電話DX化について解説し、図書館がまちづくりを担う立ち位置となる方法を解説します。

コロナ禍や読書バリアフリー法の制定を受けて、近年の図書館は大きく様変わりしようとしています。従来からの「資料を提供する場所」としての図書館に加えて、「賑わいを創出する拠点」「地域課題解決の拠点」としての役割が求められています。

しかし一方で新たな図書館が稼働していくためには、様々な課題もあり、DX化を効率よく推進していくことが急務となっています。この記事では、図書館のDX化ポイントや電話DX化について解説し、図書館がまちづくりを担う立ち位置となる方法を解説します。

図書館DXとは?

まちづくりを担う立ち位置

図書館は従来より、資料や図書を貸出すことが主たる業務であり、役割でした。しかし近年ではまちづくりを担う立ち位置を求められています。これは、図書館が他の公共施設と比べて利用者が多い傾向にあるからです。

図書館がまちづくりを担うために、会議や話し合いができる共有スペースを設け、開放する計画があります。しかし書架スペースとの兼ね合いもあり、デジタル書籍への転換が急務となっています。

手続きのオンライン化

デジタル書籍が一般にも利用可能になれば、図書館へ訪れなくても自宅からオンラインでデジタル書籍を閲覧するなどのオンライン化が可能になります。このほか、借りている図書の貸し出し期間延長やその他手続きのオンライン化が可能になると、利用者にとっての利便性が高まり、利用者の拡大につながるでしょう。

新しい技術を取り入れること

近年の技術進歩はすさまじく、図書館のDX化に役立つ技術が数多く生まれています。たとえばオーディオブック、スマートスピーカー、顔認証、AI蔵書管理、AI行動分析、バーチャル図書館、利用者カードのデジタル化などが注目を集めています。

図書館における課題とは?

書架スペースと閲覧スペースのバランス

図書館では、より多くの資料を導入するニーズがある一方、閲覧スペースを増やすニーズがあります。これを同時に解決するために注目されているのが電子書籍です。しかし日本の図書館では電子書籍の導入が遅れており、重要な課題となっています。

専門的な知識を持った人員が不足

従来より図書館は資料を貸し出す役割を持っていました。そのため職員に必要なスキルも同様で、ふさわしい資料を見つけられる能力が重視されています。しかし今後はまちづくり拠点としての役割を担うため、これまでにはない専門的な知識が必要となります。

利用者層が限られている

ほかの公共施設と比べて利用者が多いとはいえ、図書館を利用する層は、本が好きな人、子育て世代などに限定されています。より幅広い層に拡大して利用してもらうためには、オンライン書籍の導入などDX化を進めることが重要になるでしょう。

図書館経営でのDX推進ポイント

どこからDXを取り入れるか整理

まずは、現状を見つめ直してどの部分にDX化が必要か、課題を整理しましょう。中にはDX化ではなく別の対処が必要な課題もあるはずです。現場で働くスタッフにヒアリングしたり、第三者の視点で見つめ直すなどして、課題を洗い出しましょう。

郷土資料のデジタル化

図書館においては書架スペースと閲覧スペースのバランスが重要になりますが、今後も新規資料や蔵書を増やしていくことは避けられません。中でも地域の郷土資料などは数も多いうえ多くの人が使う可能性があり、また将来に渡って保存が求められます。郷土資料を重点的にデジタル化し、原本は別途保管することで、図書館の書架スペースを大きく減らすことができるでしょう。

電子書籍の導入

欧米諸国の図書館と比べると、日本の図書館における電子書籍の導入率はかなり低い状況です。ニューヨークや他の都市に実在する図書館をモデルに、電子書籍を積極的に導入していく必要があります。

全国で蔵書の貸し借りを行うシステム構築

構想中のシステムではありますが、全国の図書館や大学図書館で蔵書の貸し借りを行うシステムが検討されています。すでに市内・県内など限定された区域で実施していることもありますが、やがては諸外国との図書館とも相互貸借を行うことができると言われています。

仮想本棚機能

背表紙の画像を利用した仮想本棚機能は貸し借りの情報と連動しており、借りられるかどうか一目で分かるようになっています。借りることができるならあらかじめ予約をしたり、郵送してもらって取り寄せることもできます。

業務効率化

図書館は今後、新たな役割を担うことが求められており、職員も新たなスキルを身に着けていく必要があります。そのためには従来通りのやり方ではとても時間が足りません。現在の業務を効率化するDXツールを導入するなど、新たなスキルを身に着けるための工夫が必要です。

図書館の電話業務をDXするならIVRy

図書館では新技術を活用したDX化も可能ですが、中には莫大なコストがかかる技術もあります。そのため、まずは導入コストが小さいものから試してみるのはいかがでしょうか。そこで電話業務を効率化するDXツールIVRy(アイブリー)がおすすめです!

24時間電話対応が可能に

電話自動応答サービスIVRyは、よくある質問には自動で回答します。営業時間外でも、24時間対応が可能なので、利用者にとって利便性が大いに向上します。

それと同時に、職員は電話に出る回数が激減することが予想され、他の業務に集中して取り組むことが可能です。

イベントに合わせて自由に着信フローを作れる

IVRyはイベントに合わせて自由に着信フローを作ることができます。流れる音声は、テキストを編集するだけでAIが自動的に読み上げてくれるので、イベントのたびに音声を録音するなどしてデータを用意する必要がありません。イベントが終わればワンボタンで通常の着信フローに切り替えができるカンタン操作です。

通話録音機能でミスを防げる

IVRyはすべての通話を録音しているので、注文や予約を録音し、何度も確認することができます。そのため人為的ミスを防ぐことにつながります。

図書館の電話業務をDX化して職員のスキルを高めるために、ぜひIVRyをご検討ください!